シェア自転車は定着する? 意外な効果も期待

JNN/TBS

2月13日(火)19時30分

 自転車の貸し出しサービスのシェア自転車。最近、駐輪場を見かけたという人も多いかと思います。実は今、携帯電話の会社やコンビニなど意外な会社が続々と参入。身近な足として便利なだけでなく、ある意外な効果も期待されています。

 自転車に乗りたいときにすぐに乗れたら。そんな思いに応えようと、あるサービスが始まります。メルカリが13日に発表したシェア自転車の「メルチャリ」です。

 「専用アプリの入った端末でQRコードを読み込むと、自転車を使うことができるようになります」(記者)

 1分4円の料金で使用できるもので、福岡市から始め、今後全国にサービスを拡大する予定です。

 「街なかをパッと見渡すと、そこにメルチャリがあってすぐ乗れる。スマホですぐ乗れて、好きなところに乗っていけるという世界観を作っていきたい」(メルチャリ プロダクト責任者 井上雅意さん)

 新たな生活の足として期待されるシェア自転車ですが、導入で先行するのが中国です。乗った自転車は乗り捨てられる利便性もあり、人気に火がついて、およそ80社のシェア自転車企業が2300万台の自転車を投入。しかし、問題となっているのが・・・

 「冬で使う人が減っているからでしょうか、使われていないシェア自転車が、このように街中に積み上げられています」(記者)

 放置自転車です。乱雑に積み上げられ、数え切れないほどの自転車が乗り捨てられていました。こうした現状に当局も対応。放置自転車を回収してみると、この山。北京や上海など12の都市では、台数制限を設けるなど対策を迫られています。また、過当競争で値下げ合戦が激化し、参入した企業の倒産が相次ぐなど、シェア自転車の事業が転換期を迎えているのです。

 一方で日本。中国の問題を受けて、対策に力を入れます。放置車両があった場合、見回りのトラックが回収するなど、対策に取り組んでいます。また、止められる場所も、どこでも乗り捨てられる中国とは違い、決まった駐輪場に止めるのが決まり。中国に比べるとちょっと不便ですが・・・

 「外出先から外出先までも乗れるので、自分で持つよりは楽」
 「電車1駅乗るくらいだったら、自転車の方が早い」

 こうした需要を取り込もうと、NTTドコモやセブン-イレブンなどがすでに参入しているほか、「LINE」が中国のシェア自転車最大手の「モバイク」と今年中にサービス開始を目指すなど盛り上がりを見せています。

 さらにシェア自転車は、ある意外な効果をもたらすと期待されています。それが・・・

 「今までここを通ったことがない方が新しいお客さんになってもらえるのではないかと期待している」(ドラッグ新生堂天神南店 倉員智也 主任)

 お店の活性化に一役買うかもしれないのです。自転車だと、電車やバスが整備されていない場所に人を誘導することができ、「寄り道」で自転車のコース沿いがにぎわうのではと期待されています。

 「個人商店に関してもポート(駐輪場)があることによって、お客さんにも来てもらいやすいというメリットがあるのではと思っている」(メルチャリプロダクト責任者 井上雅意さん)

 駐輪スペースの確保など、まだまだ課題も残されていますが、果たして新たな交通手段の1つとなるのでしょうか。(13日15:20) JNN/TBS

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