気候変動の影響も!? 国内で意外な食品の生産広がる

JNN/TBS

6月14日(木)20時06分

 今、日本国内で、意外な食品を生産する動きが広がっています。背景には、気候変動の影響もあるようですが、一体、何が起きているのでしょうか。

 暑くなると食べたくなるアイスクリーム。しかし、人気のバニラに異変が起きています。

 「(バニラの)値段が上がっておりますね」(キッピーズココクリーム 増子憲由マネージャー)

 ほとんど輸入に頼るバニラビーンズ。価格は5年でおよそ17倍に上昇し、「銀より高くなった」と報じられたほどです。原因は、主な産地マダガスカルが台風被害にあい、生産が減った一方、需要は中国などで拡大しました。

 こちらのお店では値上げはしない方針ですが・・・
 「輸入品でまかなっている。対応していくしかないかなと思います」(キッピーズココクリーム 増子憲由マネージャー)

 バニラ不足が懸念される中、ある秘策をとった企業が北海道にありました。「白い恋人」をつくる石屋製菓です。「白い恋人」といえば、ホワイトチョコレート。バニラがふんだんに使われています。

 「今後10年、20年たったときにどうなっているかは分からないので、自分たちで国産で作れれば、それに越したことはないと思います」(石屋製菓 石水創 社長)

 そこで、農場で行われていたのは、なんとバニラの栽培。現在、腰ほどの高さまで育ちましたが、バニラは熱帯の作物。北海道で生産できるのでしょうか。

 「ここに花が咲いて受精したら、サヤインゲンみたいなさやができて、バニラの果実になる」(アド・ワン・ファーム 山口敏樹 専務)

 それを可能にしたのが、このハイテクハウス。栄養はパイプで直接供給。日が短い日は照明がつき、逆に日差しが強ければ、日よけが自動で閉まります。温度や湿度が徹底管理されているのです。収穫は来年を目指しています。

 熱帯の作物を作る動きは広がっています。岡山で作られていたのはバナナ。フィリピンなど産地で病気が広がり、生産が減少していたことが作るきっかけの一つでした。苗を一度凍結させることで、バナナを寒さに強くする独自の技術を開発。一本650円程度と少し高めですが、人気の秘密が・・・
 「この皮がおいしいんですよ」(D&Tファーム 田中節三さん)

 無農薬で皮まで食べられます。

 「地元でとりあえず需要を満たして、そこから県外、次は海外に(輸出したい)」(D&Tファーム 田中節三さん)

 来月の収穫にむけ、これから赤みを帯びるマンゴー。有名なのは宮崎県ですが、作られていたのは茨城県です。温暖化が進んだことで、日中は暖房を使わないですむようになったということです。燃料費を抑えられ、採算のめどがたったということです。

 「昔だったら茨城でもとれなかったんでしょうけど、いろんなものが温暖化で(産地が)北の方に流れてきているのは感じますね」(やすだ園 保田幸雄さん)

 世界的な気候変動が指摘される中、国内でも環境の変化への対応が摸索されています。(14日16:20) JNN/TBS

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