「今年の一皿」はさば、大人気で“問題”も

JNN/TBS

12月6日(木)20時41分

 1年間で一番話題となった食を選ぶ「今年の一皿」。2018年は「さば」が選ばれました。さば缶も大ヒットとなる中、人気ゆえの問題も出ています。

 脂の乗った一夜干しに、とろける刺身。今が旬のさばが、このお店の売りです。

 「さば大好きです。週に1回はさばと決めています」(男性)

 こちらのお店では去年、普通の居酒屋からさば専門店にリニューアルしたところ、お客さんが一気に増えました。

 「さばというところに特化した部分で、お客さんの絶対数が増えている。さばという名のものに、助けられたのかなと今は思っています」(さば銀又佐日本橋 吉野隆行店長)

 大手グルメサイトが発表した今年最も世相を表した料理に贈られる「今年の一皿」。おととしは、薬味から主役の座を勝ち取ったパクチーが受賞。去年はサラダチキンでブームとなった鶏むね肉が受賞しましたが、今年は・・・
 「今年の一皿は、さばです」

 今、空前のさばブームが続いています。ブームを牽引しているのはさば缶です。高い栄養価などが注目されて人気が高まり、さば缶は生産量で、去年、圧倒的な王者だったツナ缶を抜きました。スーパーでも品薄状態になるなど、さばブームに拍車がかかっています。

 「さばの缶詰の需要がものすごくあるので、いっぱい魚が取れてくれること祈っています」(仲買人)

 しかし、このさばブーム、うれしいことだけではありません。

 「高騰していて、2倍近い値段がついていることもあります。専門店に来たのに『何で無いの』とか言われたりすることが、ちょっと困ったりする」(さば銀又佐日本橋 吉野隆行店長)

 人気ゆえに原料のさばの取り合いとなり、価格が高騰しているのです。さばの価格は、5年前と比べて、今年は40%以上も上昇する事態となっています。この事態に大手水産メーカーのマルハニチロも今年9月、さばの缶詰33品の値上げに踏み切らざるを得ませんでした。

 さばブームの裏側で起きた、さば不足。意外なところでも問題が。茨城県大洗町にあるこちらの水族館。大人気のイルカたちの、元気の源は・・・

 Q.今あげているのは何ですか?
 「さばになります」(アクアワールド茨城県大洗水族館 酒井孝さん)

 さばは、イルカやアシカに欠かせない主食の1つで、水族館全体で1日に食べられるさばの量は、なんと80キロに上ります。

 「10円20円上がっただけで、1年でトータルすると、50~150万円ぐらい違う。さばがたくさん取れることを祈って、安くなればいいなと」(アクアワールド茨城県大洗水族館 酒井孝さん)

 今年一番の人気食材となったさば。人もイルカも豊漁を待ち望んでいます。(06日15:40) JNN/TBS

経済トピックス







天気予報

天気予報

ランキング

クリックひとつでニュースを表示、便利な拡張機能はこちら ×