弁理士会元副会長を告発=6800万円脱税容疑-架空業務を委託・東京国税局

時事通信社

4月16日(火)11時42分

 香港のペーパーカンパニーに業務を委託したように偽装し、所得税約6800万円を脱税したとして、日本弁理士会元副会長の亀谷美明弁理士(59)が、東京国税局から所得税法違反容疑で東京地検に告発されたことが16日、関係者への取材で分かった。

 亀谷弁理士は取材に対し、「国税局の指摘を厳粛に受け止めて修正申告に応じ、今後は法にのっとって粛々と対応していく。関係者に多大なご迷惑を掛け、大変申し訳なく思う」と文書でコメントした。

 関係者によると、亀谷弁理士は香港に設立したペーパーカンパニーに翻訳業務を委託したように見せ掛け、個人所得を圧縮。2017年までの3年間で約1億5100万円の所得を隠し、所得税6800万円を免れた疑いが持たれている。

 亀谷弁理士は虚偽の請求書を作成し、香港に開設した口座に決済資金を振り込んだ。国内の現金自動預払機(ATM)から繰り返し現金を引き出し、知人への資金援助に充てたとみられる。国税局が18年11月に強制調査(査察)した。

 亀谷弁理士は1987年に弁理士試験に合格し、92年に東京都新宿区に「はづき国際特許事務所」の前身事務所を開設。大手メーカーなどから特許関連業務を受注し、約50人のスタッフを雇用していたという。05年から1年間、日本弁理士会の副会長を務め、大学で非常勤講師をしたこともあった。

 【時事通信社】

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