独ハレで乱射、2人死亡=ユダヤ教徒標的、犯行を配信

時事通信社

10月10日(木)6時29分

9日、ドイツ東部ハレで、シナゴーグ(ユダヤ教礼拝所)の墓地の壁を登る警官(EPA時事)
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9日、ドイツ東部ハレで、シナゴーグ(ユダヤ教礼拝所)の墓地の壁を登る警官(EPA時事)
 【ベルリン時事】9日正午ごろ、ドイツ東部ハレで銃器や防弾ベストで武装した男が、多数のユダヤ教徒が集まったシナゴーグ(ユダヤ教礼拝所)に侵入を試みた。扉の破壊はできなかったものの、近隣で乱射し、通行人ら2人が死亡、2人が負傷した。AFP通信などによると、男は犯行の様子を米アマゾン傘下の動画投稿サービス「ツイッチ」で配信していた。

 ユダヤ教徒の大量殺害にもなりかねない事態だっただけに、独全土で衝撃が走っている。

 独メディアによると、男は27歳のドイツ人。車での逃亡中に衝突事故を起こし、警察に拘束された。当初は複数犯とされていたが、単独犯とみられるという。

 当日はユダヤ教の重要な祝日「贖罪(しょくざい)の日」で、シナゴーグ内には70~80人の信徒らが集まっていた。男は銃器や爆発物で扉を破ろうとしたが、断念。近隣の路上で女性1人、ケバブ店で男性1人を射殺した。

 男はヘルメットに付けたカメラで、犯行を撮影していたとみられる。複数のメディアによると、男は映像で、英語で「ホロコースト(ユダヤ人大虐殺)はなかった」「問題の根源はユダヤ人だ」などと話していたという。

 イスラエルのネタニヤフ首相はツイッターで「欧州で増大する反ユダヤ主義の新たな事例だ」と怒りの声を上げた。メルケル首相も事件後、ベルリンのシナゴーグを急きょ訪れた。

 【時事通信社】

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