議事録に経団連会長の発言の一部が不記載、野党は追及の姿勢

JNN/TBS

11月9日(土)8時49分

 今年9月に開かれた政府の会議で、政府の方針と異なる意見を述べた経団連の中西会長の発言の一部が、議事録に記載されていなかったことがわかりました。政府に都合の悪い意見を記録に残さなかったとして、野党が追及する姿勢を示しています。

 今年9月に政府が開いた「全世代型社会保障検討会議」では、一定の収入がある高齢者の年金を減らす「在職老齢年金制度」について意見が交わされました。政府は制度の見直しをすすめていますが、関係者によりますと、経団連の中西宏明会長は政府の方針に慎重な姿勢を示し、「在職老齢年金が勤労意欲を減退させるとの議論があるのは承知しているが、経営者の目から見ると、そんなことはないのではないか。働く意欲のある人は結構います」と発言。しかし、政府側の議事録の案にはこの発言が掲載されず、経団連は修正を求めたということです。ただ、その後、政府の担当者と経団連のやりとりの中で、経団連側から「元の案で結構です」という返答があり、そのまま議事録を作成したということです。

 これについて、野党議員からは都合の悪い意見を記録に残さなかったなどの批判が相次いでいて、引き続き政府に説明を求めることにしています。

 この問題をめぐって、西村担当大臣は、閣議後の会見で「経団連の事務局に確認してもらったものを記載しており、改ざんはない」と述べています。また、中西氏は8日、記者団に対し「議事録の文章は発言を無視したものとはとらえられない。発言の主旨は入っている」との認識を示しています。(09日00:12) JNN/TBS

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