「死刑ならぬよう」事件計画=新幹線殺傷で被告人質問―横浜地裁支部

時事通信社

12月3日(火)17時05分

 神奈川県内を走行する東海道新幹線の車内で昨年6月、乗客の男女3人を殺傷したとして殺人などの罪に問われた住居不定、無職小島一朗被告(23)の裁判員裁判の第2回公判が3日、横浜地裁小田原支部(佐脇有紀裁判長)であり、弁護側の被告人質問が行われた。

 被告人質問で小島被告は、中学生の頃から少年院に入る願望があり、昨年3月の家出中、刑務所に入るため新幹線での無差別殺人を計画したと説明。「3人殺したら死刑になってしまうから2人まで」と考え、窓際の1人を確実に殺せるよう2人席の通路側の席を購入し、車内で乗客3人をなたで襲ったと述べた。

 公判では現場にいた車掌長が証人として出廷。小島被告が亡くなった男性に馬乗りになり、目を見開いて、男性の首や肩になたを20~30回振り下ろしたなどと証言した。被告に「その人を助けさせてください」と言っても気付かない様子だったという。車掌長は「事件を思い出すたび、言葉にできない緊張感に襲われる」と話した。

 起訴状などによると、小島被告は昨年6月9日夜、新横浜―小田原間を走行中ののぞみ265号で近くの席の女性2人をなたで切りつけ、制止しようとした兵庫県尼崎市の会社員梅田耕太郎さん=当時(38)=を殺害したとされる。

 【時事通信社】

社会トピックス

スポンサーリンク

ランキング