長引く消毒液不足、医療的ケア必要な子に危機感

JNN/TBS

3月26日(木)17時18分

新型コロナウイルスの影響で薬局などから消毒液が消えて、もう2か月になります。消毒液の不足に危機感を募らせるのが、痰の吸引など医療的なケアを必要とする子どもたちです。

自宅のハンモックで遊ぶのは、林紬くん(7)。喉に障害があり、呼吸を助けるために気管切開していて自力で痰を排出できないため、1日におよそ30回のたんの吸引が必要です。

喉の穴にチューブを入れて痰を吸い出す吸引は「医療的ケア」と呼ばれ、手や器具の消毒が必須。しかし、消毒液は新型コロナウイルスの影響で、1月から品薄状態が続いています。
「うちのマンションの下はドラッグストアなんですけど、一度も上に住んでいるのに手に入れることができなくてすごく困っていたんです」(紬くんの母・林真由さん)

外遊びが大好きな紬くん。感染症にも弱いため、紬くんが触る手すりや遊具の消毒も欠かせず、今は災害用に備蓄していたものなどを使ってしのいでします。そんな紬くんのもとに嬉しい届け物が・・・。
「消毒液をお届けにあがりました」
「うれしいです。ありがとうございます。エタノールです。もうずっと欲しかった」(林真由さん)

立ち上がったのは「全国医療的ケア児者支援協議会」。全国から寄付を募り、医療的ケアが必要な子どもたちなどのために消毒液やマスクを集め、提供しています。
「できるかぎり頑張って、助けられる人を一人でも多く助けていきたい」(「全国医療的ケア児者支援協議会」駒崎弘樹理事)

ようやく手に入った消毒液に「一安心」という紬くんの母親ですが、今後も続きそうな品薄状態に不安も。
「今はこれ(消毒液)がないけど、今後もしかしたら(紬くんのような)呼吸器系のさらに命にかかわる物資も手に入らない時が来るかもしれないという変な不安があります。弱い者にしわ寄せが来がちというか、それがやっぱり不安」(林真由さん)

協議会は引き続き、支援を訴えています。(26日13:57) JNN/TBS

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