森法相の進退伺い 首相が「強く慰留」

JNN/TBS
2020年5月22日 (金) 11:46

新聞記者らと賭けマージャンをしていた東京高検の黒川検事長の辞職が閣議で承認されました。一方、野党は国会で森法務大臣の責任を追及するなど、「幕引きは許さない」構えです。国会記者会館から報告です。

新聞記者らと賭けマージャンをしていた東京高検の黒川検事長の辞職が閣議で承認されました。一方、野党は国会で森法務大臣の責任を追及するなど、「幕引きは許さない」構えです。国会記者会館から報告です。衆議院法務委員会で、野党側は「余人を持って代えがたい」などとして、黒川氏の定年延長を決めた森大臣の責任は重いと、辞任を要求しました。「大臣の責任問題になりますよ。大臣自ら責任をとって辞任する考えはありませんか」(「立国社」会派 階猛 衆院議員)
「私自身、責任を痛感しております。昨晩、総理に進退伺を提出したところでございます。総理からは強く慰留されました」(森まさこ 法相)森大臣は進退伺いを出したものの安倍総理から慰留されたことを明らかにしました。また、1月に行われた黒川氏定年延長の決定については、「その時点では適切な判断をした」と問題ないという認識を示したうえで、後任人事を急ぐ考えを示しました。これに対し野党側は、黒川氏以外の適任者はいないと繰り返し答弁してきた“森大臣に後任を選ぶ資格はない”などと反論して、あくまで辞任を求めています。一方、政府は持ち回りの閣議で黒川氏の辞職を承認しました。後任については、黒川氏と同期である名古屋高検の林真琴検事長の起用が有力視されています。こうしたなか、内閣が検察幹部の定年延長を決めることができる特例規定などが盛り込まれている検察庁法改正案などについて、与党内からは廃案を求める声が上がっています。政府は廃案も含め、慎重に対応を決めることにしています。Q.訓告処分について軽すぎるという声がありますが
「事案の内容を踏まえて、さまざまな検討を行ったうえで、任命権者である内閣、そして処分を申し渡す検事総長で決定されたものでございます」(森まさこ 法相)一方、森法務大臣は記者会見で、黒川氏への処分が懲戒処分よりも軽い「訓告」だった理由について、「刑事処分となる賭博罪と人事院規則の賭博とは定義の考え方が違うことなど、様々なことを総合考慮した」と話しました。そして、検事長が辞任したことを受けて、稲田伸夫検事総長がコメントを発表しました。「検察の基盤である国民の信頼を揺るがしかねない深刻な事態であり、お詫び申し上げる。今後、綱紀の保持を一層徹底するとともに、検察の使命を全うしていけるよう努める」としています。(22日11:32)