香港・国家安全法に菅長官「遺憾」、河野防衛相「習主席来日に影響」

JNN/TBS
2020年6月30日 (火) 19:47

中国の国会にあたる全人代の常務委員会で、香港の「国家安全維持法」案が可決されたと複数の香港メディアが報じたことを受け、菅官房長官は「仮に可決されたのであれば遺憾だ」と述べました。

「我が国としては、国際社会や香港市民の強い懸念にもかかわらず、同法が制定されたことは遺憾であります」(菅義偉官房長官)

菅官房長官は「香港が一国二制度のもとで自由で開かれた体制を維持し、民主的、安定的に発展していくことを重視する我が国の立場は変わらない」と改めて強調しました。

「一方的な現状変更を力で押し切ろうとする。これは国際社会にとって許されない行為」(河野太郎防衛相)

一方、河野防衛大臣は中国政府の対応を厳しく批判したうえで、「延期になっていた習近平国家主席の国賓来日に関しても、重大な影響を及ぼすと言わざるを得ない」と述べました。

「香港の問題は完全に中国の内政だ。いかなる外部の干渉も許さない」(中国外務省 趙立堅報道官)

中国外務省の趙立堅報道官は、香港国家安全維持法案をめぐり、菅官房長官が遺憾の意を表明したことに反発しました。その上で、「この法案を国家のレベルから確立すること自体が一国二制度の現れだ」と主張。「国家安全法」は、「香港の繁栄の維持を確保するためだ」と強調しました。(30日18:17)