新型豚インフルエンザで「パンデミック」おそれも、中国研究グループ

JNN/TBS
2020年6月30日 (火) 21:36

中国の研究グループは、豚を宿主とし、ヒトへ感染する新型インフルエンザウイルスを発見し、潜在的に大流行を引き起こすおそれもあるとする研究結果を発表しました。

これは、中国の研究グループが2011年から7年間、中国国内の10省の豚を調査した結果として、29日、アメリカの科学学術誌に発表したものです。この論文によりますと、新たに見つかったインフルエンザウイルスは、2016年以降に現れ、ヒトへの感染能力を持ち、潜在的にパンデミック=世界的大流行を引き起こす特徴を備えているとしています。

このウイルスは、2009年に大流行したインフルエンザウイルスと類似していますが、これまでのインフルエンザに対する免疫は効果がないとみられるということです。

抗体検査の結果から、中国の養豚業者の間ですでに感染者が一定程度いるとみられ、研究グループは、畜産業が盛んな地域で感染が広がるおそれがあると警鐘を鳴らしています。ただ、これまでヒトからヒトへの感染を示す証拠はなく、アメリカの生物学者は、即座に新たなパンデミックを引き起こすものではないと指摘しています。(30日17:51)