ベルギー国王、過去の国王によるコンゴ支配に遺憾の意

JNN/TBS
2020年7月1日 (水) 10:39

ベルギーのフィリップ国王は、過去の国王・レオポルド2世が現在のコンゴ民主共和国を自分の領地として搾取したことなどについて、歴代国王として初めて「遺憾の意」を表明しました。

ベルギーの国王だったレオポルド2世は、19世紀後半から20世紀初頭にかけて、現在のコンゴ民主共和国を「コンゴ自由国」と称して自分の領地とし、輸出用のゴム採取などの強制労働を住民に科して搾取と圧政を行いました。この結果、およそ20年の間に、人口は1000万人減少したとも言われます。

コンゴ民主共和国の独立記念日である30日、チセケディ大統領に当てた書簡で、現在のフィリップ国王は、“コンゴ自由国の頃に行われた暴力や非道は私たち共通の重い記憶となっています”“その後の植民地時代も苦しみと屈辱をもたらしました”などとした上で、“こうした過去の傷について深い遺憾の意を表したいと思います”と述べました。ベルギーの国王が過去のコンゴ支配について遺憾の意を表すのは初めてです。

欧米で人種差別への抗議が広がり、植民地支配に関与した人物の銅像が批判の対象になる中で、ベルギーでもレオポルド2世の銅像に赤い塗料がかけられるなどしていました。(01日09:21)