妻の育児・家事時間は夫の倍以上、政府の白書で判明

JNN/TBS
2020年7月31日 (金) 20:00

「やっぱり!」と思うでしょうか?「そんなに?」と思うでしょうか?共働きが増えているにもかかわらず、妻の育児・家事時間は夫の2倍以上となっていることがわかりました。

31日に閣議決定された「男女共同参画白書」。内閣府が性別や年齢、家族類型ごとに、家事や育児、仕事に従事している時間を分析しました。

「“家事時間”は単独世帯では男女差がほぼ無いが、夫婦になると女性は男性の2倍以上になる」(男女共同参画白書)

夫婦共働きの世帯が増えるなか、「夫は外で働き、妻は家庭を守るべきである」という考え方に反対する人はおよそ6割に上るものの、“妻が家事や育児にあてる時間は夫の2倍を超えている”というのです。例えば、小学生の子どもがいる世帯。「仕事のある日」で比較してみると、家事時間は夫が0時間45分で、妻が2時間41分。育児時間は夫が0時間31分で、妻が1時間16分。労働時間の違いを踏まえても、女性の負担が非常に大きくなっています。

「ほとんど家事とか全部私がやっていますね」(女性)
「男性って仕事だから付き合いだからで方がついちゃうから、女性ってそういうわけにはいかないから。それを平等にしてほしいな」(女性)

背景には、夫婦の「賃金格差」があるのかもしれません。白書に紹介されている笹川平和財団の報告書によると、夫の年収を100%とした場合の配偶者の年収の割合は、東京では40.0%。92.8%の台湾や61.3%のソウルと比べても東京の夫婦の格差は際立っています。報告書は、共働きであっても男性が実質的な「稼ぎ主」となっていることが多く、「男性の家事等への参加の少なさにつながっていると考えられる」と指摘しています。

白書は女性の負担を軽減するには、「男性に期待されている『仕事』の在り方」の見直しや、家事支援の外部サービスの活用などが重要だとしています。(31日17:48)