「無条件で1年延長」提案、新STARTめぐりプーチン氏

JNN/TBS
2020年10月17日 (土) 09:02

来年2月に期限が切れる米ロの新戦略兵器削減条約について、ロシアのプーチン大統領は無条件で1年延長することを提案しました。

プーチン大統領は16日、安全保障会議で来年の2月に期限が切れる米ロの新戦略兵器削減条約=「新START」について、無条件で最低1年延長することを提案。ラブロフ外相に対し、アメリカ側から早期に回答を得るよう指示しました。

新STARTをめぐっては、アメリカ側が延長の条件として、短距離、中距離の核兵器も対象にすることを求めていましたが、ロシア側が難色を示していました。今回のプーチン大統領の提案は条約をこのまま延長させ、交渉を継続するというもので、来月3日のアメリカ大統領選を前に、外交面での成果をアピールしたいトランプ政権から譲歩を引き出す狙いがあるものとみられます。

一方、ホワイトハウスで国家安全保障問題を担当するオブライエン大統領補佐官は16日、声明を出し、「アメリカは、米ロ両国がすべての核兵器を制限の対象とすることを条件に、条約の1年延長を提案した。ただ条約を延長するというプーチン大統領の反応は検討に値しない」と指摘しました。その上で、「軍拡競争が続く前にロシアが自身の立場を見直すことを期待している」として、逆に、アメリカ側の提案を受け入れるよう求めています。(17日05:29)