WHO、「レムデシビル」治験で効果見られず

JNN/TBS
2020年10月17日 (土) 08:40

新型コロナウイルスの治療薬として使用されている「レムデシビル」について、WHO=世界保健機関は入院患者の死亡率などに改善効果が見られなかったとする暫定的な治験結果を発表しました。これに対し、開発したアメリカの製薬会社は反論しています。

WHOが主導する治験ではレムデシビルなど4種類の治療薬について、世界30か国、405の病院に入院中のおよそ1万1200人を対象に実施され、レムデシビルについてはおよそ2700人の患者に投与されました。

この治験結果についてWHOは15日、レムデシビルを含む4つの治療薬に患者の死亡率や人工呼吸器の使用率、入院期間の短縮について「ほとんど効果が認められないか、全く効果が認められなかったようだ」と発表しました。レムデシビルはエボラ出血熱の治療薬として開発されましたが、新型コロナへの効果が確認されたとして日本でも特例承認されていて、感染したアメリカのトランプ大統領にも投与されていました。

一方、これに対して、レムデシビルを開発したアメリカの製薬企業ギリアド・サイエンシズ社は、WHOのデータについて「初期データが公開されたと認識している」として、「新たに出てきたデータは、別の複数の治験で示された有効性と矛盾しているようにみえる」と反論する声明を発表しました。(17日04:48)