赤信号の大阪、重症病床の実際の運用率が9割超 医療崩壊の危機

JNN/TBS
2021年4月8日 (木) 12:53

7日に過去最多となる878人の感染が確認された大阪府では「医療非常事態宣言」が出されました。重症病床の実際の運用率が9割を超え、病床のひっ迫が深刻です。

「赤信号」が灯った大阪のシンボル・通天閣。7日に過去最多となる878人の感染が確認された大阪府では、重症病床の使用率が7割を超えたことから「医療非常事態宣言」を出しました。

「医療体制が、非常にひっ迫している状況です。1人でも感染者を減らすことが医療ひっ迫の回避につながるので、一人ひとりの感染症対策、府民の皆様の不要不急の外出自粛をお願いいたします」(大阪府 吉村洋文知事)

しかし、現実の医療現場はもっと深刻です。医師や看護師などすぐに動けるスタッフが確保できず、重症病床の運用率は9割を超えているのです。

大阪狭山市の近大病院は、10床ある重症病床が既に満床。すぐに病床を増やすことは難しいと言います。

「単純に2床3床ぐらい(増床)は、900床あればどうとでもなるだろう。そういう感覚をお持ちだと思うが、そんな簡単なものではない。一部医療を制限するという事は、崩壊につながってくる」(近畿大学病院 東田有智院長)

大阪府は、軽症や中等症を受け入れる病院で患者が重症化しても転院させないよう通知しました。さらに、変異株に感染した疑いの患者は原則、個室対応が必要なため、1人で4人部屋を使わざるを得ない場合があるといいます。

「4人(部屋)を1ですから、かなり確保できる病床減りますよね。変異株の扱いをちょっと変えていかないといけない。運用上パンクするんじゃないですかね」(十三市民病院 西口幸雄院長)

医療崩壊の危機が迫る大阪府。厳しい対応が求められています。(08日11:15)