韓国ソウルと釜山の市長選で与党惨敗 文大統領の求心力低下も

JNN/TBS
2021年4月8日 (木) 12:18

来年の韓国大統領選の前哨戦とされるソウルと釜山の市長選挙で、いずれも与党の候補が惨敗しました。ソウル支局から今林隆史記者の報告です。

与党の候補が惨敗した今回の選挙。新聞各紙は「怒った民心」「政権を審判した」などとの見出しで、不動産の価格高騰や不正購入問題などでの文在寅(ムン・ジェイン)政権への怒りが野党の勝利につながったと報じています。

ソウル市長に当選した最大野党「国民の力」の呉世勲(オ・セフン)氏は8日朝、市役所に登庁し「重い責任を感じる」としたうえで抱負を述べました。

「最善を尽くし、不十分だった点を補い、皆さんの助けと努力で(ソウル市を)変えていきたい」(呉世勲氏)

7日に投開票が行われたソウル市長選で、呉世勲氏は与党候補におよそ18ポイントの差をつけて圧勝。釜山(プサン)市長選でも最大野党の候補がおよそ28ポイントの差をつけて与党の候補に勝利しました。

与党候補の惨敗を受け、韓国大統領府は「国民の叱責を受け入れる。より一層、低姿勢でより重い責任感を持って国政に臨む」とのコメントを発表。残り任期がおよそ1年となった文大統領の求心力の低下は避けられず、国内の説得が必要な日韓関係の改善に取り組むことは、さらに難しくなったものとみられます。(08日11:43)