まん延する変異ウイルス 米で感染の主流、ブラジルでは死者過去最多

JNN/TBS
2021年4月8日 (木) 16:49

世界各地で猛威を振るっている新型コロナの変異ウイルス。アメリカでは、イギリス由来の変異ウイルスが最も主流になっていることがわかりました。

「CDC(疾病対策センター)の最新の推計では、英国で特定された変異ウイルスが現在米国で流行している最も主流な系統です」(米・疾病対策センター ワレンスキー所長)

アメリカCDC=疾病対策センターのワレンスキー所長は7日、イギリスで特定された変異ウイルスが国内の感染で最も主流になっているとの分析を発表。その上で、ウイルスへの警戒を続けることやワクチン接種の取り組みを加速し続けることが重要だと強調しました。

世界各国でまん延する新型コロナの変異ウイルス。感染者の数がアメリカに次いで2番目に多いブラジルでも感染力が強い変異ウイルスの流行が深刻で6日、一日の死者は過去最高を記録。4000人を超えました。

死者が増加する最大都市・サンパウロでも連日、葬儀が行われています。市では「墓を1日600ずつ増設する」としています。ロイター通信によりますと、ブラジル型に加えて初めて南アフリカ型の変異ウイルスも確認。さらなる感染拡大が懸念されています。しかし、経済を重視するボルソナロ大統領はロックダウンはしないと明言しました。

「ロックダウンを行うことは出来ますが、やりません」(ボルソナロ大統領)

国全体で感染対策を徹底できず、状況の悪化を招いているのです。専門家は「ブラジルは今、パンデミックを抑えこもうという世界全体の努力に対する脅威だ」と述べました。

一方、アメリカのバイオテクノロジー企業モデルナの幹部は、ワクチンの効果が弱まる可能性が指摘されている、いわゆる南アフリカ型の変異ウイルスに対応するワクチンの治験を既に始めたことを明らかに。年内にも供給ができそうな状況だとしています。(08日16:28)