「広い視野で判断を示すことが求められている」最高裁長官

JNN/TBS
2021年5月4日 (火) 05:55

最高裁の大谷直人長官は憲法記念日にあわせて会見し、夫婦別姓や同性婚を認めるよう求める裁判が相次ぐ中、「裁判官は広い視野で適切な判断を示すことが求められている」と述べました。

憲法記念日にあわせて会見を行った最高裁の大谷直人長官は、夫婦別姓や同性婚など憲法判断が求められる裁判が全国各地で相次いでいる中、「価値観の多様化に伴い家族をめぐる複雑な裁判が増えている」と指摘したうえで、「裁判官は広い視野をもって対立する主張に耳を傾け、適切な判断を示すことが求められている」と述べました。

また、新型コロナウイルスの感染防止に伴う社会や経済活動への制限が続く中、「国民は多くの影響を受けていて、その中で生じる葛藤が今後、法的紛争として現れる可能性がある」としたうえで、新たな問題に対しても「適切に応えることができるよう体制整備を行っていきたい」と強調しました。

さらに、司法におけるITの活用については「利用者のニーズに応えるための視点でITを生かす議論を進めていきたい」と述べ、裁判手続きのIT化を進めていく考えを示しました。(03日23:58)