【独自】三重沖ヨット転覆 強風・高波・・・ “海猿”救出の一部始終

JNN/TBS
2021年5月4日 (火) 12:34

先週、三重県志摩市の沖合でヨットが転覆し、「海猿」と呼ばれる海上保安庁の特殊救難隊が出動しました。JNNは、この救助の一部始終を収めた映像を入手しました。

「要救助者2名、吊り上げ。現在1名、吊り上げ中」

先週金曜日、三重県志摩市・大王崎の沖合で、転覆したヨットから、男性2人を救助した瞬間をとらえています。前日の夜、風速30メートルの強風と高波を受けたヨットが転覆。巡視船も近づけず、360キロ離れた羽田空港にある基地に救助要請が出されました。

「着水。しばらく待て」

出動したのが、「海猿」とも呼ばれる海上保安庁の特殊救難隊です。

しかし・・・。

「なかなか進んでいないですね。だいぶ(波の)抵抗が大きいみたいで」(上空ヘリの隊員)
「風下で(ヘリを)ホバリングしながら待ちます。そうすれば、少しは風で押せるだろうし」(上空ヘリの隊員)

命に直結する瞬時の判断。

そして、遭難から15時間後。

「大丈夫ですか?けがはないですか?」(海猿)
「中にけが人がいる」(男性)

助け出されたのは、60代の男性2人。

「首触りますよ。痛くないですか?左手が動かない?触っているのはわかる?」(海猿)
「少し」(男性)
「(手を)握れます?」(海猿)

男性1人が、頭や腕を打ち付け、軽いけがをしていました。

「こっち開けて。ここ開けてチャック。エパック(ハーネス)とか出して。(ヘリ燃料)20分切ってるから。要救助者を出して」(海猿)

ヨットは、小笠原諸島のクルージングを楽しんだ後、大阪に帰る途中だったといいます。強風と高波の中、無謀ともいえる航海でした。

「要救助完了。これより八丈島へ(給油に)むかいます」
「ご苦労様でした」(04日11:15)