プロパブリカ、富裕層の納税記録入手「所得税をほとんど払っていない」

JNN/TBS
2021年6月9日 (水) 21:34

アメリカの非営利の報道機関プロパブリカは、入手した納税記録からアマゾン・ドット・コム創業者のジェフ・ベゾス氏ら富裕層が莫大な資産に比べて、連邦所得税を「ほとんど払っていない」と指摘しました。

プロパブリカは8日、IRS(内国歳入庁)で機密情報にあたる納税記録を独自に入手したと発表しました。

富裕層上位25人について分析した結果、2014年から18年にかけて、資産が合わせて4010億ドル、日本円でおよそ44兆円増えたのに対して、連邦所得税は136億ドル、日本円でおよそ1兆5000億円に留まり、実質的な税率は3.4%にすぎないとしています。報道では、ジェフ・ベゾス氏のほか、著名投資家のウォーレン・バフェット氏や、ブルームバーグ創業者のマイケル・ブルームバーグ氏、テスラ創業者のイーロン・マスク氏らの納税情報が暴露されました。ベゾス氏は2007年当時、すでに数十億ドルの大富豪だったにもかかわらず、所得税を全く払っていなかったということです。プロパブリカは、富裕層が「莫大な資産と比べ、ほとんど納税していない」と指摘しています。

報道を受けて、ホワイトハウスのサキ報道官は「アクセス権限を持つ人物が政府の機密情報を許可なく開示する行為は違法」とした一方、「企業や高所得者が公平な税金を納めるようにするためにまだやるべきことがある」としています。(09日20:17)