中国「反外国制裁法」成立 対中制裁に対抗か

JNN/TBS
2021年6月11日 (金) 08:39
中国「反外国制裁法」成立 対中制裁に対抗か

中国の国会にあたる全人代の会議で「反外国制裁法」が成立しました。アメリカなどによる対中制裁が相次ぐ中、対抗措置を取るための根拠となる法律を整備する狙いがあるとみられます。

中国の全人代の常務委員会で10日、「反外国制裁法」が可決・成立しました。4月に審議に入ってから2度目の審議でのスピード可決で、即日、施行されました。

法律の条文では、▼外国が中国を抑圧するために制裁をかけたり、内政に干渉したりした場合、中国は対抗措置を講じる権利を有する、▼具体的には組織・個人に、資産凍結や入国禁止などの措置を取ることが出来るなどと規定されています。

「中国が反外国制裁法を制定し、法にのっとって外国の差別的措置に対抗するため、力強い法制上の保障を提供する必要がある」(中国外務省 汪文斌報道官)

中国外務省の汪文斌報道官は、10日の記者会見でこのように述べ、制定の意義を強調しました。

“法治国家”を掲げる中国としては、新疆ウイグル自治区などの人権問題をめぐり、アメリカやEUによる対中制裁が相次ぐ中、速やかに対抗措置を取るための根拠となる法律を整備する狙いがあるとみられます。(11日04:01)