自民・岸田氏「3A」と議連設立、古賀氏との“決別”の先に

JNN/TBS
2021年6月11日 (金) 19:12

去年、自民党の総裁選挙に出馬した岸田前政調会長が、コロナ禍の格差是正をテーマに新たな議員連盟を設立しました。中身と並んで注目されているのが、参加した顔ぶれです。

11日朝、静岡の地方選挙の出陣式で顔を合わせたのは自民党の岸田文雄前政調会長と古賀誠元自民党幹事長です。自民党の名門派閥・宏池会、いわゆる“岸田派”のオーナーとして、長年、大きな影響力を誇ってきた古賀氏ですが、昨年の総裁選の対応をめぐって古賀氏は、派閥の名誉会長を辞任。以来、2人の関係は、疎遠となりつつあります。こうした中・・・

「最近は“議員連盟”というのが大変注目を集めておりまして。今日も最高顧問をお願いする、安倍前総理、麻生副総理、そして甘利税調会長。いわゆる『3A』揃い踏みであります」(自民党 岸田文雄前政調会長)

岸田氏が代わりに大きな頼りとしているのが、いわゆる「3A」です。

「私と違って誠に円満なお人柄でありますので、『岸田さんがいるんだったら一緒に勉強しよう』という方々が今日たくさんお集まりいただいた」 (安倍晋三前首相)
「なんとなく真面目に政策を勉強するという顔ばかりにはとても見えない顔ぶれですけれども」(麻生太郎副総理)

11日午後2時、岸田氏がトップとなり、コロナ禍での「格差是正」などをテーマとした議員連盟の初会合が行われました。集まった国会議員は145人。岸田氏の両脇を固めるのは「3A」こと、安倍前総理、麻生副総理、そして甘利税調会長です。

岸田氏は、この議連に参加してもらうべく、議員1人1人に自ら電話をかけるなどして声を掛けたといいます。中でも、安倍・麻生両氏の元には、何度も何度も自ら足を運んで意見交換を繰り返し、議連の最高顧問への就任を取り付けたのです。

「ポスト菅」に意欲を示す岸田氏にとって、党内最大派閥で安倍氏の出身派閥である細田派と、党内第二派閥の麻生派の支持を得て後ろ盾をしてもらうことが最重要です。岸田派の中からは、今年秋の自民党役員人事で、幹事長ポストを期待する声も・・・

しかし、当の安倍・麻生サイドは・・・

「岸田さんは迫力不足なんだよな。いくら議員連盟を立ち上げても意味ないよ」(細田派議員)

3Aに追従する今の路線には派閥内からも批判が出ていて、岸田氏は今、正念場を迎えています。(11日15:27)