脱炭素の切り札 世界初「液化水素運搬船」公開

JNN/TBS
2021年9月15日 (水) 06:17

川崎重工業が、“脱炭素”の切り札として注目される「水素」を液体にして運ぶ世界初の運搬船を公開しました。

記者
「カーボンニュートラルに向けては、こちらの船が今後、大きな役割を果たすことになるんです」

公開されたのは、液化水素の運搬船と貯蔵施設です。マイナス253度まで冷やして液体にした「液化水素」を、水素で走る車1万5000台分運べるといいます。

その液化水素、どこから運んでくるかというとオーストラリアです。コストを安く抑えるため、オーストラリアで採掘される低品質な石炭「褐炭」から水素を作ることにしたのです。この土地だけでも日本の発電量の240年分が眠るといいます。褐炭を燃やした際に出る二酸化炭素は地中に埋める計画です。

川崎重工業 水素戦略本部 西村元彦さん
「お客さまに製品だけ提供するのではなくて、燃料をしっかり提供できるように、サプライチェーン全体の技術を開発しています。これによってカーボンニュートラル実現に貢献しようというふうに考えています」

世界で初めてとなるこの取り組み。今年度中にも日本に最初の液化水素を運ぶ予定です。(15日00:00)