帰還事業で「地上の楽園と刷り込まれた」 北朝鮮政府を相手に訴訟

JNN/TBS
2021年10月15日 (金) 01:15

北朝鮮の帰還事業によって「基本的人権が抑圧された」として脱北した男女5人が北朝鮮政府を相手取った裁判は、被告が不在のまま弁論が行われました。

訴状によりますと、戦後の帰還事業で北朝鮮に渡り、その後、脱北した男女5人は、「北朝鮮の虚偽の宣伝を通じて渡航したが、最低限の食糧も満足に得ることができず、基本的人権が抑圧された」として、あわせて5億円の損害賠償を求めています。原告代理人によりますと、北朝鮮政府を相手取った訴訟は初めてです。

原告らは14日の口頭弁論で「北朝鮮の宣伝により、“地上の楽園”と刷り込まれたが騙された」などと主張しました。

原告の女性
「(裁判で)正義の天秤に北朝鮮を乗せることができた。きょうの日を迎えられて本当に良かった」

一方、北朝鮮政府側は出廷せず、裁判は結審、判決は来年3月に言い渡されます。(14日18:35)