アフガン日本大使館「再開」で調整か タリバン報道官単独インタビュー

JNN/TBS
2021年11月25日 (木) 17:10

アフガニスタンの統治を進めるイスラム主義組織・タリバンの報道官がJNNの単独インタビューに応じ、アフガニスタンで閉鎖されている日本大使館について、日本の大使が再開に向け、調整を進める意向を示したと明らかにしました。

タリバン暫定政権 カハル・バルヒ外務省報道官
「日本側の大使館再開の願望に対し、安心してほしいと伝えた。日本大使館の安全には特に注意を払う」

タリバンのカハル・バルヒ報道官は24日、JNNの単独インタビューに応じ、アフガニスタンに駐在する岡田隆大使がタリバン暫定政府の副首相と会談し、大使館再開に向け、調整を進める意向を示したことを明らかにしました。8月15日以降、閉鎖されている日本大使館では・・・

記者
「現場を警備していたタリバン兵によりますと、日本大使館に大使館関係者2人が2日前に訪れたということなんです。そして、私たちが取材した2週間前、ドアの前はクモの巣が張られていたんですが、今、クモの巣はなくなっていますね」

アフガニスタンではイギリスやドイツなどが外交官を派遣し、大使館の業務と人道支援の再開に向けた準備を進めるなど、各国とタリバンとの関係改善に向けた動きが加速しています。

タリバン暫定政権 カハル・バルヒ外務省報道官
「まずは距離を近くすること、いまある溝を埋めることが大切だ。前回の会談より、お互いの理解は深まった」

タリバンによる統治が始まって以降、2度目となる岡田大使とタリバン高官の会談。今回、初めて首都カブールで行われ、報道官は「両国の溝が狭まった」と評価しています。一方、タリバンの人権侵害を批判する国民の声については・・・

タリバン暫定政権 カハル・バルヒ外務省報道官
「(Q.アフガニスタン国民でタリバン政権を厳しく批判する声がある)タリバン政権を認めない人たちは海外に逃げた人たちだ。彼らは国内にいない」

報道官は「批判の声をあげるのは国外に逃げた人たちだ」として、国内では支持されていると強調しました。ただ、日本をはじめ、各国は早急な人道支援に向けたタリバンとの協議は必要としながらも、政権の承認については慎重な姿勢を崩していません。(25日09:59)