生活の足“自転車”値上がり 背景に部品金属高騰 なぜ?

JNN/TBS
2021年11月26日 (金) 13:43

電気やガス、様々な食料品など、相次ぐ値上げのニュース。今、私たちの生活の足として活躍している自転車にも影響が出始めています。

自転車がズラリと並ぶ東京・渋谷の自転車販売店「あさひ千駄ヶ谷デプト」。
スポーツタイプやキッズサイクルなど、こちらの店舗では様々な商品を取り扱っています。

新型コロナの感染拡大以降、パーソナルな移動手段として注目が集まり、ブームとなっている自転車。

街の人:
電車とかバスとかそういうの乗らない。(コロナを)うつしてもうつされても嫌だから。

帝国データバンクによると、去年の国内自転車販売額は、約2100億円と、過去最高を記録しています。
今年も売れ行きは好調ということですが、実は・・・。

あさひ千駄ヶ谷デプト 雁瀬雄太店長:
車体の1割近く値段が上がっているものが結構多くて、ほとんどの自転車が1回値上げは入ってるんじゃないかなと思います。

いま、自転車業界を値上げの波が襲っているのです。
2021年9月に値上げを発表した、自転車メーカー大手のブリヂストンサイクルは、理由について、「自社の努力だけでは価格維持が困難な状況となった」としています。
なぜ自転車が値上がりしているのでしょうか?

TBS経済部 品田亮太記者:
原因は、自転車の部品などに使われる、アルミニウムなど原材料の価格高騰です。

新型コロナの影響で大手メーカーが減産を行い、アルミニウム自体の生産量が落ちていましたが、感染拡大が収まったことから、アルミニウムの需要が急激に高まりました。
さらに、アフリカなど供給国の政情不安もあり、いま、アルミニウムの価格は歴史的な高水準で推移しているのです。

あさひ千駄ヶ谷デプト 雁瀬雄太店長:
やっぱり消費の部分に影響はするかなと思いますので、ちょっと痛いかな。

街の人:
「あ、高いんだ今」って(思った)。何年かぶりに買いに行ったので。

食料品等が相次いで値上がりしている今、このままアルミニウムの価格高騰が続くと、自動車や生活雑貨なども値上がりする可能性があります。

TBS経済部 品田亮太記者:
円安も進んでいるため、輸入コストも上がります。それによって価格に影響するのです。
専門家からは、「アルミ高は来年まで続くのではないか」という声もあります。(25日14:21)