侮辱罪厳罰化、現行犯逮捕「想定せず」 新たな政府見解 刑法改正案18日採決合意

TBS NEWS DIG Powered by JNN
2022年5月13日 (金) 21:31
侮辱罪厳罰化、現行犯逮捕「想定せず」 新たな政府見解 刑法改正案18日採決合意

国会では、ネット上の誹謗中傷対策などを強化するため、侮辱罪の厳罰化が審議されていますが、政府は、政治家へのヤジなどで侮辱罪で現行犯逮捕することは「実際上は想定されない」とする新たな統一見解を示しました。

侮辱罪をめぐっては、プロレスラーの木村花さんがSNS上で誹謗中傷を受けて自ら命を絶ったことをきっかけに厳罰化が議論され、政府は「1年以下の懲役」などを盛り込んだ刑法の改正案を提出しています。

しかし、野党は、表現の自由への懸念や政治家へのヤジで現行犯逮捕されるおそれがあるのではないかなどと指摘。政府も「極めて限られる」としながらも、逮捕の可能性を否定しなかったため野党が反発していました。

しかし、政府は13日、侮辱罪での現行犯逮捕は「実際上は想定されない」とする新たな統一見解を示しました。

二之湯智国家公安委員長
「侮辱罪については、表現行為という性質上、逮捕時に、正当行為でないことが明白と言える場合は、実際上は想定がされません」

これを受けて立憲民主党は態度を軟化させ、今月18日に行われる予定の衆議院法務委員会で法案を採決することで与党側と合意しました。