「販売できない…」家電・家具など一部品薄に“上海ロックダウン”の影響深刻 日本の損失「月1000億」試算も

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2022年5月14日 (土) 15:06

「商品が入荷できず販売できない」。これからの季節に必要なエアコンや洗濯機など、一部の家電が家電量販店品薄になり始めています。原因は“上海ロックダウン”。日本の損失は、「月1000億円」の試算も。何が起きているのでしょうか?

■「この商品は受注を一時停止しております」


東京都内にある家電量販店。豊富な品揃えですが、よく見ると陳列されている家電製品のいくつかに“お詫び”の文字が。

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上新電機王子店 寺内豊主任
「日立さんの縦型の洗濯機が、その商品になるんですけれども。このような形で、新規の受注停止という張り紙をさせていただいて、販売ができない状態になっています」

一部メーカーから商品が入荷できず、販売できない状態だといいます。

調理家電の売り場でも・・・

上新電機王子店 寺内豊主任
「商品自体もないようなところも、出てきております」

暑い夏を控え、これから必須となるエアコンも、一部の商品で品薄だといいます。

上新電機王子店 寺内豊主任
「商品によっては、完全にもう受注も受けないでくださいっていうのは本当に初めてでしたので。やはり、中国のロックダウンが解消されない限りは、戻らないのかなと感じておりますね」

徹底して感染を抑え込む中国の「ゼロコロナ」政策。

上海の町からは人が消えた


特に中国・上海では、事実上のロックダウンによって、大きな影響が出ています。

日系企業の工場稼働状況
(出典:上海日本商工クラブ)
▼未稼働63%
▼3割以下の生産水準28%

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実に91%が、この1か月ほとんど生産出来ていないといいます。

マツダ 丸本明社長
「今期はもう既にですね、11日間休業しています」

自動車大手のマツダは、部品が届かないため、4月から5月にかけて国内工場の稼働を一時停止。

ある大手自動車ディーラーの営業担当は・・・

大手自動車ディーラー営業担当
「展示車や在庫車を購入されても、カーナビの在庫がなく、納車をお待たせしてしまう状況です」

記者
「無印良品では、上海ロックダウンの影響で、在庫が一部なくなっている商品があるといいます」

棚やテーブル・ソファなど、約40品目が販売停止になりました。

一方で、生理用品やマスクなど、不織布の製造を手がける企業では、ロックダウンの影響を最小限にする対策を取っています。

金星製紙 石川雅友課長
「材料の一部に中国製を使っていますが、上海港を使わないような迂回ルートを用いて輸入をしております」

早い段階で、輸入を上海の港から別のエリアの港に切り替えたことによって、影響は避けられたといいます。

金星製紙 石川雅友課長
「欠品しないように早めに備蓄に入ったので、すぐに深刻な状況になるということは我々はありません」

■徹底的な消毒に拘束も・・・市民らの厳しい生活

徹底的な消毒が行われる


その中国・上海では、市民らが厳しい生活を強いられています。室内の至る所を容赦なく消毒する様子も・・・

定期的な検査を受けなかったとみられる男性については、市当局の関係者が横断幕の布を使いぐるぐる巻きにし、拘束する様子も。

横断幕で拘束される男性も


JNN上海支局 飯坂侑士カメラマン
「私が住むマンションでは、5月9日にこういった通知が届きまして、外出だけでなく宅配の受け取りも禁止になってしまいました」

上海西部に住むJNN上海支局のカメラマンの自宅。食料は、市当局からの配給に頼るしかありません。

JNN上海支局 飯坂カメラマン
「野菜も配給で届くのですが、1度に大量に届くため傷まないように、もっといい保管方法を考えた方がいいかもしれないです」

鶏肉も1羽まるごとの配給です。

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JNN上海支局 飯坂カメラマン
「噂には聞いていたんですが、いざ目の前にすると、どう調理していいのか迷いますね」

外出を許されているのは、PCR検査を受けるときだけです。

■日本の損失試算「月1000億」夏に経済“冷え込み”懸念


経路不明の感染者を5月15日までに、ゼロにしようとする上海。

実現は不透明な状況ですが、長引けば長引くほど、日本経済の損失は大きくなると専門家は指摘します。

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第一生命経済研究所 永濱利廣首席エコノミスト
「仮にこのロックダウンが1か月続くと、それだけで1000億円強のGDPの押し下げ。仮に3か月続くと、3100億円のGDPの損失になるという計算になります。日本から見れば、最大の貿易相手先が中国です。経済規模でいっても、中国というのは、アメリカに次いで世界第2の経済大国で、影響は非常に甚大」