懐かしくてお腹いっぱい!路地裏の“人情”老舗食堂 “名物女将”に“ミックスデカ盛り”

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2022年5月16日 (月) 23:03

どこか懐しい“路地裏”の老舗食堂!100を超えるメニューが楽しめる店に、超おせっかいな名物女将の店。行きたくなること間違いなしです。

■創業92年 老舗の名物メニュー誕生の秘密

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池袋駅から徒歩15分、都電も走る東池袋の路地裏の住宅街の中にひっそりとたたずむのは、創業92年の老舗「伊東食堂」。この店の売りはメニューの多さ。日替わりメニューはもちろん肉や魚と100を超えるメニュー数。定番はどこか懐かしさを感じる「カツカレー」(1000円)。
 

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6時間以上煮込んだカレーはお客さんを虜にしています。

お客さん
「この前もカレー食べました」
「美味しいです。とても美味しい」

「伊東食堂」の店主・伊東康裕さん(63)。生まれも育ちも池袋の3代目です。そんな伊東さんにとって特別な思いで作った定食があります。
 

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たくさんのおかずが詰まったミックスデカ盛り「鳥羽の山定食」(2000円)。鶏の照り焼きにハンバーグ、メンチカツに目玉焼きが2個。さらに大きな焼き肉が5枚入って税込2000円。

その昔、家族づきあいのあった地元力士のためによく食べるものを集めて定食にしたというのが誕生の秘密です。そんな特別な味を学生時代は登山部だという佐々木アナウンサーが実食しました。

佐々木舞音アナウンサー
「ハンバーグは口の中いっぱいに肉汁とソースの旨味がお肉と絡み合ってとっても美味しいです!」

大人の贅沢が詰まりに詰まった罪深い1皿にお腹も心も大満足。

伊東食堂 店主 伊東康裕さん(63)
「喜んで召し上がってくれるのはいいな、大きいものをね」

常にお客さんのことを考える気持ちは、家業を継ぐ決心をした息子・将司さんにも繋がっています。

息子 伊東将司さん(31)
「親を助けたいという気持ちが強いですね。もっとアットホームなお店にしていきたいですね」

息子の決心を改めて聞き照れ笑いの伊東さん。あたたかい食堂はまだまだ続きます。
 

■名物女将とさば味噌の「カミ・シモ」

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渋谷駅から徒歩10分、表通りから外れた通称「奥渋」といわれるエリア。そこに現れたのはレトロな店構えの魚屋さんです。元気な声で迎えてくれたのはこの店の名物女将・鈴木佳子さん。創業117年の老舗「奥渋魚力」は鮮魚店の傍ら、定食屋としても営業しているんです。プリプリの刺身に今が旬、あじのなめろうなど毎朝豊洲から直送される新鮮な魚が食べられるんです。

そんなお店の看板メニューは「さばみそ煮定食」。12時間煮込み、臭みもきっちり取られたさばの味噌煮には、老若男女全員がはまってしまうほど。

奥渋魚力4代目 鈴木安久さん
「うちの看板メニューはさば味噌、カミとシモ」

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なじみのない言葉ですが、さばの頭側の半身をカミ、尻尾側の半身をシモと呼び、好きな方を選べる鮮魚店ならではのメニューです。ご飯とお味噌汁はおかわり自由で、お客さんもお箸が止まりません。

奥渋魚力女将 鈴木佳子さん
「札の裏を見てください。あら、両方当たりました」

実はこれ、当たりくじ付きの食券の札なんです。このお店、食券代わりに札を取って席に着くシステムなんですがそのメニューの札の裏には番号が。数字が当たりなら、9種類の小鉢の中から好きなものをひと品サービスします。

常にお客さんを楽しませているパワフル女将はなんと御年78歳。鮮魚店で定食が食べられる今のスタイルは、約40年前、女将が店頭に並ぶ魚を見ていった言葉から始まりました。

奥渋魚力女将 鈴木佳子さん
「これだけおかずがあるんだから、ご飯と味噌汁があれば100%大丈夫って。いきなりやったの。やりますよ、じゃなくて」

昔から変わらない小さな看板の前には、今では多くの人が列を作っています。来るお客さんみんなから愛される女将。

奥渋魚力女将 鈴木佳子さん
「子どもがお腹を空かせてくるものだから来たら早く食べさせてあげたい。親から子どもへの愛情です」

路地裏で見つけた老舗の味は今日もみんなを笑顔にしていました。