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2022年6月23日 (木) 14:30

沖縄県の尖閣諸島周辺で日本の領海内に侵入した中国船が、23日午後2時現在も領海内にとどまっており、これまでの最長記録を更新したことがわかりました。
海上保安庁の第11管区海上保安本部によりますと、領海に侵入したのは、中国海警局の船2隻で、21日午前4時すぎに日本の漁船のあとを追うようにして領海に侵入しました。
配備中の海上保安庁の巡視船が領海から出るよう繰り返し警告してきましたが、2隻はそのまま領海内にとどまっていて、23日午後1時50分に領海内への連続侵入時間がこれまでで最長となる57時間39分をおよそ1年8か月ぶりに更新しました。
尖閣周辺で中国船が領海侵入するのは、今年、14日目となります。
領海の外側の接続水域でも23日、別の中国船2隻が航行していて、うち1隻は機関砲のようなものを搭載しているということです。
海上保安庁では、引き続き警戒を続けるとしています。