20平米台のワンルームの家賃が30万円超え NY・マンハッタンで5月の平均家賃67万円で過去最高に

TBS NEWS DIG Powered by JNN
2022年6月23日 (木) 19:00

歴史的な物価高が続くアメリカ。ニューヨークではマンハッタンの25平米のワンルームが30万円を超えるなど家賃が高騰しています。

ニューヨーク・マンハッタンのワンルームに一人で暮らすウェルズさん。銀行員として働きながら映画俳優を目指して活動しています。去年3月からこの家に住み、今月30日、賃貸契約の期限を迎えますが、契約の更新にあたり、家主から驚きの家賃を提示されました。

マンハッタンに住む メグ・ウェルズさん
「去年3月からの家賃は月に1700ドル(約23万円)でした。それが、更新した後は2695ドル(約36万円)になります」

月1700ドル、日本円でおよそ23万円の家賃が、2695ドル、36万円に。13万円も値上がりしたのです。

マンハッタンに住む メグ・ウェルズさん
「びっくりしてどうしたらいいかわからず、動揺しました。とてもストレスがたまりました」

40年ぶりの歴史的な物価高に見舞われているアメリカ。幅広い品目で物価の上昇が続く中、ニューヨーク市ではいま、かつてないほど家賃が高騰しています。不動産大手ダグラス・エリマンによりますと、ニューヨーク・マンハッタンの今年5月の家賃の平均は4975ドル。日本円にしておよそ67万円で、過去最高を記録しました。去年の同じ月と比べ12万円、22%上昇しています。

こちらの築100年を超える物件は…

NYで不動産会社を経営 山辺亜紀さん
「ニューヨークの中でも狭いほう」

記者
「日本でも学生がひとり暮らしをする、いわゆるワンルームタイプ」

およそ25平米で家賃は月2340ドル、日本円で32万円。

この部屋を扱う不動産会社の社長は、新型コロナの影響で郊外へ移り住んだ多くの人が一気にマンハッタンに戻り、物件の需要が今まさにピークを迎えていると指摘します。

NYで不動産会社を経営 山辺亜紀さん
「需給のバランスが崩れていて、マーケットの物件が枯渇しています。(物件が)ないです、ないです」

ウェルズさんは引っ越しも考えましたが、新たな物件の仲介手数料が高額なこともあり結局、同じ家に住み続けることを決めました。

マンハッタンに住む メグ・ウェルズさん
「ニューヨークはチャンスがあふれている場所です。でも、生活するのは簡単ではありません」

中央銀行にあたるFRB=連邦準備制度理事会は金融引き締めを加速させていますが、長引く物価上昇を止められるかどうかは依然不透明です。