選挙の前にチェック!どこに投票したらいいかわからないあなたが使える便利サイト

TBS NEWS DIG Powered by JNN
2022年7月7日 (木) 16:57
選挙の前にチェック!どこに投票したらいいかわからないあなたが使える便利サイト

参議院選挙は7月10日。でも、選挙のたびに「どこに投票したら良いかわからない!」と悩む方は多いと思います。何か参考になるところはないのか?投票先の選択に役立つサイトを取材しました。

■市民有志が政党にアンケート「みんなの未来を選ぶためのチェックリスト」

まずは、市民有志が立ち上げた、「みんなの未来を選ぶためのチェックリスト」というサイトについて。発起人の一人、町田彩夏さんに伺いました。

ーーどんな活動をしているのでしょうか?

「みんなの未来を選ぶためのチェックリスト」発起人の一人 町田彩夏さん:
有志で集まって、「この問題、政党はどう考えているんだろう」ということを基に、みんなで質問を考えて、公開質問状を各主要政党にお送りするというプロジェクトです。それで政党から返ってきた答えを「みんなの未来を選ぶためのチェックリスト」というサイトにまとめました。

ーーどんな質問を調査したのでしょうか?

「みんなの未来を選ぶためのチェックリスト」発起人の一人 町田彩夏さん:
20項目、43問で、例えば文化芸術、教育、ジェンダー平等、性的マイノリティなどが20項目。サイトでは、その問いに対して、各政党がどのように考えているのかが、〇か×かで一覧表になっています。見る人もすごくわかりやすいようなサイト作りを意識しました。

今回の選挙に合わせては、おもな政党に質問を送っていて、例えば「ジェンダー平等」の項目では「選択的夫婦別姓制度を導入しますか?」、「教育」の項目では「高等教育の無償化を目指し、学費を早期に半額まで引き下げますか?」といった具体的な質問が並びます。

そしてその答えを、わかりやすく「〇✕形式」で一覧にしているのですが、さらにクリックすると、その詳細も載っていて、「〇」とは答えているけど実際には「検討します」と言ってるだけ、本当はやる気がないのかもしれない、というのも分かります。

他にも、「食と農業」「入管問題」「税金/税制」など、街頭演説などで大きく取り上げられないテーマもあるので、「みんなの未来を選ぶためのチェックリスト」で、自分の気になるテーマだけでも見てみるのはいかがでしょうか。

■自分の考えに近い政党を教えてくれる「投票マッチング」

一方で、じっくり読み込む時間はない!自分に合った投票先をもっと手軽に知りたい、という人は、こんなサイトもあります。選挙情報サイト「選挙ドットコム」の、「投票マッチング」というサービスです。編集長の鈴木邦和さんに伺いました。

ーーどんなサイトなのでしょうか?

選挙ドットコム編集長 鈴木邦和さん:
このサービスはウェブ上で、国政に関する20個の質問に答えると、その人に一番近い政党や候補者を紹介するサービスです。例えば「消費税を減税すべきですか」「原発の再稼働を認めるべきですか」という質問に対して、イエス・ノーで答えていくと、最終的にその人に一番政策的に近い政党が、マッチング度を含めて出てきます。

ーーどうしてこうしたサイトを作ったのでしょうか?

選挙ドットコム編集長 鈴木邦和さん:
公約を一つ読むだけでも、ちゃんと読んだら何時間もかかります。主張なものだけで9政党あるので、とてもじゃないけどそんな時間はない。かといって適当に選ぶわけにもいかない。じゃあどうやったら政策に基づいて選べるか、短時間で選べるかと考えた末に、この投票マッチングというサービスに辿り着きました。こちらは、20個の設問に答えると、自分の考えに近い政党をマッチングしてくれるサービス「投票マッチング」。

「消費税を10%から5%に引き下げるべきですか?」、「最低賃金を時給1500円まで引き上げるべきですか?」といった質問に対し、「賛成」「やや賛成」「中立」「やや反対」「反対」から回答を選んでいくと、最終的に自分の考えとの「マッチ度」が、ランキング形式でわかります(「〇〇党、80%」など)。

簡単な所も人気のようで、現時点で、利用者は50万人を超えたそうです。去年の衆院選では、およそ350万人が利用したそうです。

でも、こうした比較サイトがあっても、選挙に関心を持ってもらわなければ、意味がありません。特に10代の投票率は、60代の投票率の半分程度しかありませんが、鈴木さんたちは、こうした若い世代に向けた新たな取り組みとして、動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」での動画配信を始めています。 

■もっと簡単に!ショート動画で啓発

でも、こうした比較サイトがあっても、選挙に関心を持ってもらわなければ、意味がない。10代の投票率は、60代の投票率の半分程度しかありません。

そこで、鈴木さんたちは、こうした若い世代に向けた新たな取り組みとして、動画投稿アプリ「TikTok」を活用。TikTokは30秒~1分くらいのショート動画ですが、鈴木さんたちは、選挙にまつわる豆知識を、1分の動画にして公開しています。これについても伺いました。

ーーでも、なんでTikTokなんでしょうか?

選挙ドットコム編集長 鈴木邦和さん:
若い世代の皆さんって今、検索エンジンもあまり使わない。使ってツイッターで、メインはYouTubeとTikTok。そういう方々が普段使ってるプラットフォームに、我々、選挙、そして政治家も入っていかないと、なかなか届かないんです。

ーーさすがにTikTokでは短すぎて伝えきれないのでは?

選挙ドットコム編集長 鈴木邦和さん:
いえいえ、政治家の長い説明なんかまったく見てもらえないので、もう本当に一分で勝負しなきゃいけないんです。相当工夫をしないと難しい。シンプルに、「まずは参院選がある」と。そもそも選挙に関心を持ってもらうことが、今回の動画の目的です。「選挙で投票するのは難しいのか?」とか、「全国の投票所の数って実はセブンイレブンの数より多い」とか、「日本の国会議員の女性の割合はどのぐらいですよ」など、ショート動画をいろいろ発信!こうして、投票のマッチングサービスと共に、まずは選挙に興味を持ってもらうための取り組みにも力を入れていました。

今回ご紹介したのは・・

▼各政党の違いがわかる「みんなの未来を選ぶためのチェックリスト 参議院選挙2022」
▼あなたの考えに近い政党がわかる「2022参議院選挙 投票マッチング」
▼TikTokで若者に投票を呼びかけているのは「選挙ドットコム」

投票前にチェックしてみてはいかがでしょうか?

(TBSラジオ「森本毅郎・スタンバイ!」取材:田中ひとみ)