“旅行先”魅力度1位は和歌山 沖縄を抜く 立役者はHYDE!? 石川も“特産品”で首位

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2022年7月13日 (水) 20:48
“旅行先”魅力度1位は和歌山 沖縄を抜く 立役者はHYDE!? 石川も“特産品”で首位

「都道府県魅力度ランキング」の総合1位に和歌山県が選ばれました。
“特産品”部門では石川県が1位。なんと沖縄県(16年連続1位)を抑えました。
2つの県にどんな魅力があるのか、探ってみました。

■1位で「正直びっくり」石川県の特産物 和菓子、日本酒、金箔製品が人気

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渡部 峻キャスター:
宿泊者を対象にした「都道府県魅力度ランキング」が発表されました。特産品部門では16年連続1位の沖縄県を抑え、石川県がトップに。総合ランキングでは北海道、沖縄県を抜いて和歌山県が1位に。一体どんな魅力があるのか調べました。

東京駅から新幹線で最速約2時間半。日本三名園の1つ「兼六園」など多くの観光名所でも知られる石川県。

そんな石川県が、旅行情報を発信する「じゃらん」の調査で「魅力のある特産品や土産物が多かった都道府県」の部門で堂々の1位に輝きました。

▼じゃらん宿泊旅行調査2022「魅力のある特産品や土産物が多かった都道府県」 
 1位 石川県
 2位 沖縄県
 3位 山形県

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この快挙に驚いていたのは都内にある石川県のアンテナショップ。

いしかわ百万石物語江戸本店 小売流通担当 山本 進さん
「いやー正直びっくりしました。そのようなランキング1位になったことで非常にうれしく思います」

これまで、16年連続で1位だった沖縄県を追い抜いた理由について、

じゃらんリサーチセンター 森戸 香奈子主席研究員
「海産物のような人気の商品以外にも、和菓子や日本酒それから金箔製品といった様々な形態のお土産が人気があるというのが理由として挙げられると思います」

数ある特産品の中で、アンテナショップでの人気商品を聞いてみました。

▼第3位 「ビーバー(北陸製菓)」237円
 サクサク食感がくせになる、揚げあられのお菓子。アメリカ・NBAで活躍する、バスケットボールの八村塁選手がチームメートにすすめたことでも話題になりました。

▼第2位「献上加賀棒茶(丸八製茶場)」864円
 石川県で古くから親しまれている「ほうじ茶」です。甘くて香ばしく、上品な味わいが魅力ですが、なんといっても、石川県が誇るさまざまな和菓子とマッチすること。

▼第1位「きんつば5個袋入り(中田屋)」896円
 和菓子の代表格。表面をうっすら覆った皮の中にぎっしり詰まった餡。
小豆の形を崩さないよう、職人がじっくりと炊きあげた逸品です。

お客さん
「お土産にどれにしようかと困るくらいにおいしそうなお菓子がたくさんあったので、そこはすごく納得ポイントだなと思いました」

ホラン千秋キャスター:
ついこの間、石川県へロケで行きました。

ホランキャスター:
特産品もたくさんあって、コンパクトシティなので、どこに行くにも自転車で移動できたり、とっても楽しかったですね。

■総合1位の和歌山県「子供から大人まで楽しめる」パンダ、高野山、抹茶ソフトクリーム

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渡部キャスター:
他にも部門として、総合満足度という部門があって、1位が和歌山県になりました。

沖縄県を越えて、さらに前回の和歌山県は8位だったんです。7ランクアップしての1位ということで紹介していきます!

和歌山県はどうして総合満足度1位になったのか、航空・旅行ジャーナリストの鳥海高太郎氏に伺いました。

航空・旅行ジャーナリスト 鳥海高太郎氏
「和歌山県は、子供から大人まで楽しめるスポットが充実している。さらには、コロナ禍で車で行ける近県からの旅行者が増加したのではないか」
という分析をしています。ではどのような魅力があるのか。

まず、アドベンチャーワールド。 パンダが有名で、日本一の大家族7頭が見られるとしても知られています。さらには、「白浜温泉」があります。かなり歴史のあるもの日本三古湯の1つ(道後温泉・有馬温泉)で、日本書紀から書かれていたと言われています。

世界遺産、高野山・熊野古道もという名所もあって、天然生マグロなど、豊富な海の幸が食べられるということです。

ただ、ここまでだと「いやいや私の自治体も負けてないよ」と思いませんか?他にもあるんです。まずは御坊市、ソウルフードがあります。焼きそばを卵だけで固めた「せち焼き」というものです。元祖「せち焼き」は「やました」というお店が発祥です。

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「せち焼き」はお客さんの一言で誕生したといいます。焼きそばを卵で「せちがって」=「めちゃくちゃにする」と言われたらしいです。「せ違う」というのが方言でめちゃくちゃにするということ。

「この焼きそば、卵とちょっと混ぜてよ」なんてことを言ったときに、それが美味しくて、「せち焼き」というのが定着したそうなんです。

他にもあります。一年中食べられる、幻の高級魚「クエ」です。高いですよね、和歌山県の白浜町の近畿大学水産研究所が20年をかけてこのクエの養殖に成功しました。その後、ほとんど地元に卸しています。和歌山では天然物のクエよりも安く、一年中クエを食べられるところも魅力の一つであると言われております。

さらには県民が愛するご当地アイスがあります。世界初の抹茶ソフトクリームと言われている、創業168年の「玉林園」さんの「グリーンソフト(200円)」です。年間販売数が約200万個。

多くの子供たちが和歌山市民は「バニラより抹茶ですと、家には絶対ある」と話していました。さらにはお子さんに、ちょっとアイスの絵を書いてというと、みんな緑色のソフトクリームを描くぐらい根付いているということです。

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井上キャスター:
あとは世界的にも今和歌山が注目されているようで、2019年に訪れるべき世界の19の観光地に日本で唯一、和歌山が選ばれていると。

武蔵野大学アントレプレナーシップ学部 秋元 祥治 教授:
食があり、歴史があり、そしておそらく東京や大阪とはまた違う日本の原風景と言ってもいいかもしれませんよね。その土地ならではのものが感じられるからこそ選ばれたのかもしれませんね。

ホランキャスター:
魅力を作っていく。それぞれの自治体が努力されていると思うんですが、魅力を作っていく上で大切なことって何だと思われますか。

秋元教授:
今あるものに気がつくっていうことがとても大事なんだと思いますよね。自分たちのことって、つい普通すぎて気づかないことはとても多いと思うんですが、一歩引いて客観的に見たときに、やっぱりその土地に元々あるものをどう磨いてブラッシュアップしていくかが大事じゃないかと思いますね。

外から連れてくるとか、何かを持ってくるんじゃなくて、今あるものを生かす、そのための切り口を一緒に考えていくことが大事かもしれません。

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井上キャスター:
それで沖縄を抜いたっていうことですよね。

渡部キャスター:
ただ自治体には様々な魅力あります。それを発信しなければ、やはりなかなか1位にはなれない。和歌山県が1位になった立役者がいるんじゃないかということで。

■観光大使HYDEさんが立役者!? ラッピング列車も

渡部キャスター:
それが和歌山市出身の‘’あのロックスター‘’が魅力を発信してるわけです。「L'Arc-en-Ciel」のボーカリスト、HYDEさんです。

和歌山市長と一緒に写真を撮っている様子もあり、実は2019年から2年間、和歌山市の観光大使を務められていました。実は和歌山市役所には、HYDEさんのサインやグッズなどを展示するスペースがあります。他にもこの和歌山市の「南海電鉄」、HYDEさんの顔が列車に貼られているそうなんです。期間限定の特別列車(5月に運行終了)を運行していたなんて、かなり和歌山市と、深い関係なんですね。

井上キャスター:
かなり発信もされてたわけですか。知らなかった。

渡部キャスター:
さらには7月12日に1000回目のライブを迎えてます、HYDEさん、GLAYのボーカルTERUさんに和歌山名物を差し入れをしていたんです。TERUさんがInstagramに投稿した写真には「グリーンソフト」がアイスのショーケースで贈られていました。

そしてライブ終わりです。TERUさん、「ライブ後、帰りの車の中でいただきました!喉が復活しました^_^」って言ってるんです。

井上キャスター:
また爆発的に広がりますよこれは。

秋元教授:
やっぱり地域のものを知ってもらうというときに、どう発信していくか、まさにこういう時って地域から生まれたタレントや有名人が発信をしてくれると力になりますよね。