大坂なおみ独占インタビュー「自分に自信を持てる人間に…」栄光と挫折を経てたどりついた気持ちの変化

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2022年9月20日 (火) 14:00
大坂なおみ独占インタビュー「自分に自信を持てる人間に…」栄光と挫折を経てたどりついた気持ちの変化

女子テニスの東レパンパシフィックオープンに出場する大坂なおみ選手が、TBSの独占インタビューに応じました。2019年の前回大会を制した大坂選手が大会への思い、今の心境、そして今後への思いを率直に語りました。

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石井大裕アナウンサー:
調子はいかがでしょうか。

大坂選手:
はい。ここ最近のトーナメント(大会)では自分が思っているほどいいプレーができていませんでしたが、でも、ここではいつもいいプレーができます。とにかく戻ってこられて嬉しいです。

石井アナ:
けが(アキレス腱)の状態は?

大坂選手:
良くなってきています。なり得るだけの良さの状態です。

石井アナ:
3年ぶり開催の今大会、ディフェンディングチャンピオンとして臨みます。

大坂選手:
そう表現されると変な感じがします。最後、確か2019年でしたが、大阪(※前回大会は大阪開催)でした。今回はここ(東京)に戻りましたが、今はセンターコートがとても美しいと思いますし、(関係者の皆さんが)とてもいい仕事をしてくれたと思います(とても美しく作ってくれました)。センターコートに戻れてとてもありがたい気持ちです(感謝しています)。たくさんの人と会えるのを楽しみにしています。

2016年にインタビューをした際、大坂選手は将来についてこんなことを語っていました。

石井アナ
「あなたのゴールは?未来の。人生において、テニスにおいて」

大坂選手
「もちろんナンバーワンになること。ここの(東京)オリンピックでプレーすること。そしてすべてのグランドスラムでいい成績を残すこと。できれば勝ちたいです」

その言葉通り、大坂選手は4度のグランドスラム制覇、19年には世界ランク1位になるなど大躍進を遂げました。

石井アナ:
あれから、4大大会も制覇し、世界ランク1位にもなりました、大きな変化がありましたね。

大坂選手:
あまりそのこと(変化)について考えていなかったです。2016年と言われてもあまり時間が経っている感じがしませんし、しかしグランドスラム(=18年全米OP優勝)以降、私の人生の1年1年がとても違うように感じます。

数々の栄光の一方で、精神的な不調もあり、21年の全米オープン後はプレーから離れ休養していた時期もありました。今年ツアー復帰し、コートに戻ってきた今だからこそ聞いてみたいことが。

石井アナ:
今大会に限らず、将来の目標は?

大坂選手:
そうですね、目標は・・・自分に自信が持てる人間になることでしょうか。それから、ぼんやりした答えですが、前よりもハッピーになること。常にやる気を持ち続けること、もっと上達したいと思い続けることですね。

石井アナ:
2016年ではグランドスラム制覇、世界ランク1位が目標でした。今は気持ちの部分が大切?

大坂選手:
そうですね、私は・・・幸いなことに、あなたも含め素晴らしい人々にたくさん会うことができましたが、なんというか、疑問に思うようになったのです。全部の試合に勝ちたいけれど、最終的には、どういう気持ちになりたいんだろうって、とても大事な問いかけだと思います。

石井アナ:
人生の優先順位も変わりましたか。今は財団を通じて子どもたちをサポートしていて、ビジネスマネジメントも行っていますね。

大坂選手:
テニスが多くのチャンスをもたらしてくれたことに感謝しています。私が情熱を持っていたことについて、子どもたちの楽しむ姿を見ることは、私に最大の喜びをもたらしてくれることのひとつです。自分が何をやりたいのか、見つける手助けをすることがとても楽しいです。
今でも有名なコートでプレーできることをうれしく思います。それが子どもの頃からの夢でした。大観衆の前でプレーすることが。子どもの頃は大観衆の前ではなく、姉と父とプレーしていただけでした。料金を払って見に来てくれる人々の前でプレーできることが最大の喜びです。

そんな子供たちから大坂選手へ沢山の質問が。多くが、大坂選手の大きな武器の一つ、弾丸サーブについてでした。どうしたら強いサーブが打てるのでしょうか?

大坂選手:
12、13歳の時までサーブが苦手でした。その頃はサーブの重要性がわからなくて、でもある日 強く打ったらうまくいったの。練習を続けるしかないわね。
まず、トスの時に上を向いて次にラケットを振るときに手首を使う。腕しか使わないと思われがちだけど正しいフォームでこう振るの。

サーブを打つ時は腕だけで打つのではなく手首を使って正しいフォームで打つのがポイントだそうです。

開催中の東レ・パンパシフィックオープンは日本で行われる最高峰の国際大会。
連覇がかかる大坂選手の1回戦は今日20日に行われます。昨年の東京五輪は無観客開催だったため、大坂選手が日本のファンの前でプレーするのは実に3年ぶりになります。

石井アナ:
今大会での目標は?

大坂選手:
もちろん、いつも言っているように、負けるつもりでトーナメントに出ているわけではありません。この大会は過去の成績もいいですし。でもファンの前で楽しくプレーしたいですね。この3年間、皆さんに会えていませんでしたから。