「これで最後...」引退決意も最多得点&MVP獲得 井上愛里沙を現役続行に導いた眞鍋監督の言葉【世界バレー】

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2022年9月23日 (金) 06:09
「これで最後...」引退決意も最多得点&MVP獲得  井上愛里沙を現役続行に導いた眞鍋監督の言葉【世界バレー】

4年に一度開催されるバレーボールの世界一決定戦、世界バレー女子大会が24日(日本時間)に開幕する。2010年の銅メダル以来、12年ぶりのメダル獲得を目指す日本のポイントゲッターとして期待されるのが、遅咲きのアタッカー・井上愛里沙(27)だ。

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昨シーズン(21/22)は久光スプリングスのリーグ優勝に貢献。584点を挙げ、木村沙織さん(当時東レ)の持つVリーグ日本人最多得点記録(566得点、2009/10シーズン)を12シーズンぶりに更新した。ベスト6に選出され、MVPにも輝いている。

この記録について、元日本代表の狩野舞子さんは「プロ野球でいうならヤクルトの村上宗隆選手。ホームランを量産して王貞治さんに並んでいると思うんですけど、それくらいすごいことだと思う。井上選手には日本の得点源として活躍してほしい」と語る。

まさに歴史的偉業を達成した井上だが、実は昨シーズン限りでの“引退”を決めていたという。

井上:
東京五輪に出場するというのが自分の中のMAXのゴールだったので。東京五輪には出場できなかったですけど、自分の中ではやり切ったという気持ちが強かったので引退しようと…。本当に最後だからっていう、ただそれだけで突っ走ってきたシーズンだったので、昨シーズンは特に長かったですし、コロナ禍もあってなかなか思うように試合ができなかったりフラストレーションが溜まる中での試合が続いていたんですけど・・・。「これで最後だから」という形で自分自身を奮い立たせてやっていました。

代表に声がかかってからもその決意は固かったというが、眞鍋政義監督の言葉に心を動かされた。

眞鍋監督:
(井上に)ぜひ次のパリ五輪には挑戦してほしい、という素直な気持ちを言いました。年齢的には一番いいんじゃないのと話をしました。

井上:
眞鍋監督が「やってみたらいいやん」みたいな感じですごく明るくと言いますか、ポジティブな感じで言ってくださって。「ダメだったらやめたらいいし、とりあえずやってみたらいいんじゃない?」というふうに言ってくださったのが自分の中では大きくて。代表で実績を残していないというところも自分の中にはまだありましたし、海外でプレーしたいというのも自分のバレー人生の中での目標のひとつでもあったので。そこもまだやりきれていないなというふうに感じた時に「じゃあもうちょっとバレーボール頑張ってみようかな」と考えが変わり始めて。

 現役続行を決めた井上は日本代表としてネーションズリーグを戦い、キャプテンの古賀紗理那(26)に次ぐ得点を挙げる活躍。22/23シーズンは夢だった海外リーグ、フランス(サン=ラファエル)への移籍も決まっている。

井上:
(世界バレーは)チームとしてどうやって点数を取っていくかというところがすごくカギになると思うので、私が前衛でも後衛でも本当に点数をとりにいくという気持ちは持ち続けたいですし、他の選手が得点するためにできるプレーだったり行動というのを常に心がけていきたいなというふうに思います。世界バレーでは私自身たくさん得点をとってチームでメダルを獲れるように頑張ります。

【世界バレー日程・1次ラウンドD組(オランダ)】
25日(日)vsコロンビア
26日(月)vsチェコ
28日(水)vs中国
30日(金)vsブラジル
10月2日(日)vsアルゼンチン

※1次ラウンドは各組の最終成績上位4チーム(計16チーム)が2次ラウンドに進出。2次ラウンドでは、16チームが2組に分かれて、別組から勝ち上がった4チームと対戦。各組の最終成績上位4チーム(計8チーム)が決勝トーナメントに進む。