世界バレー12年ぶりのメダル獲得へ 眞鍋ジャパンの“キーマン”とは 【荒木絵里香さん解説】

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2022年9月24日 (土) 05:06
世界バレー12年ぶりのメダル獲得へ 眞鍋ジャパンの“キーマン”とは 【荒木絵里香さん解説】

4年に1度のバレーボール最強国決定戦、世界バレー女子大会(オランダ・ポーランド)が日本時間24日に開幕。オリンピックの倍の24チームが参加し、約1か月に及ぶ長い戦いが始まる。2010年の世界バレーで32年ぶりとなるメダル獲得に貢献した荒木絵里香さん(38)が、世界バレーの戦い方とメダル獲得へのカギとなる選手について語った。

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荒木:
連戦があって、移動もあって、という厳しさもあるんですけど、メンタル的にもタフさを求められます。(世界バレーは)オリンピックよりも歴史があって、出場国もオリンピックの倍のチームが出場するということで試合数も多いですし、本当に強いチームしか勝てない、真の世界一を決める大会だと思います。

世界バレーが初めて開催されたのは1952年のソ連(現・ロシア)大会。その後バレーボールは、1964年の東京五輪で正式競技として採用された。
日本は過去3回(1962年、1967年、1974年)優勝していて、2010年には銅メダルを獲得。今回メダルを獲得すれば12年ぶりとなる。

当時メンバーだった荒木さんは、メダルを獲得した世界バレーが2年後のロンドン五輪につながったと話す。

荒木:
2010年の世界バレーで銅メダルを獲得したことでチームとして本当に自信がついたし、ロンドンオリンピックのメダルがより、現実的なものとなったのはありますし、大きなきっかけでした。

「パリでのメダル獲得」を目標に掲げる日本にとって、今年の世界バレーは2年後を占う大事な大会だ。

荒木:
本当に総力戦になると思います。(当時)いろんなメンバーが出る中、3位決定戦で本当に活躍したのはそれまでメンバーに入っていなかった選手だったので、そういった意味で本当にチームみんなが常にいい準備をして戦うってことが大事。

日本は昨年の東京五輪から大幅にメンバーが入れ替わっている。

荒木:
今回、新しい選手が多い眞鍋ジャパンで、選手がどれだけ活躍するかは未知数。チームが始動して初めての大きな大会になると思うんですけど、ここから良くなっていくと思いますし、この大会を通してどんどん強くなっていくと思うので、出場する選手みんながいい準備をして、いい戦いをして、チーム力をこの大会であげて、パリにつなげていってもらいたい。

メダル獲得へ荒木さんがあげるキーマン

 眞鍋ジャパンのメダル獲得へ、荒木さんは“カギ”となる選手に6年ぶりに代表復帰を果たした宮部藍梨(24)の名をあげた。

荒木:
宮部(藍)選手の魅力は本当に高さですよね。もう手足の長さは、群を抜いてますし、ジャンプ力もあるので。高さは本当に日本の中でもずば抜けてる。攻撃はもちろんなんですけどやっぱりブロックの面で、彼女の高さが、チームを救ってくれるときがあるんじゃないかな。

身長181cm、スパイク時の最高到達点は3m09cmという宮部。最大の武器は手足の長さで、腕を伸ばすと2m40cmとネット(2m24cm)を優に超える。高さで劣る日本には大きな存在だ。

高校2年生で代表に初招集された宮部は卒業後にさらなる進化を求め、バレー大国アメリカへ留学。5月の合宿中にはオンラインで授業を受けるなどしながら、大学院を卒業した。
海外での取材や試合後のインタビューでは通訳を引き受けることもある。

荒木:
アメリカの大学で、アメリカの代表監督だったヒュー・マッカーチョン監督のもとでプレーをしてますし、多分いろんなバレーをしてきた中で、すごく経験値も上がって、考え方もすごくアップデートされてると思う。この大会でキーになる選手。

今大会はアウトサイドヒッターとミドルブロッカーで登録されるなど幅広い活躍が期待される宮部。「今できる自分の全力をチームのために全部出して、どんな形でも勝ちに貢献したい」と意気込む。

日本は25日にコロンビアとの初戦を迎える。

日程&世界バレーを戦う14選手一覧

【世界バレー日程・1次ラウンドD組(オランダ)】※いずれも日本時間
25日(日)vsコロンビア
26日(月)vsチェコ
28日(水)vs中国
30日(金)vsブラジル
10月2日(日)vsアルゼンチン

※1次ラウンドは各組の最終成績上位4チーム(計16チーム)が2次ラウンドに進出。2次ラウンドでは、16チームが2組に分かれて、別組から勝ち上がった4チームと対戦。各組の最終成績上位4チーム(計8チーム)が決勝トーナメントに進む。

【女子日本代表14人】
■セッター
関菜々巳(23・東レアローズ)
籾井あき(21・JTマーヴェラス)

■アウトサイドヒッター
井上愛里沙(27・久光スプリングス)
古賀紗理那(26・NECレッドロケッツ)※キャプテン
林琴奈(22・JTマーヴェラス)
石川真佑(22・東レアローズ)
宮部愛芽世(20・東海大学)
佐藤淑乃(20・筑波大学)

■ミドルブロッカー
島村春世(30・NECレッドロケッツ)
横田真未(24・デンソーエアリービーズ)
山田二千華(22・NECレッドロケッツ)

■アウトサイドヒッター兼ミドルブロッカー
宮部藍梨(24・ヴィクトリーナ姫路)

■リベロ
内瀬戸真実(30・埼玉上尾メディックス)
福留慧美(24・デンソーエアリービーズ)