“山の神”に遭遇 世界自然遺産の島・屋久島で白いヤクザル撮影 山岳ガイド歴13年でも「手が震えた」

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2022年11月24日 (木) 09:39
“山の神”に遭遇 世界自然遺産の島・屋久島で白いヤクザル撮影 山岳ガイド歴13年でも「手が震えた」

屋久島で遭遇した❝山の神❞ 白い姿に「手が震えた」


先週末に屋久島で撮影された映像です。
うつっているのは島固有のヤクシマザル=通称・ヤクザルですが、よく見ると毛の色が白色です。

撮影した山岳ガイドの男性も初めて見た白いヤクザルに山の神様のようだと驚きを隠せません。

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山岳ガイド 笹原光義さん「山の神様みたい。興奮して手が震えた」
山岳ガイドの笹原光義さんです。
およそ2000メートルの標高差があり、亜熱帯から亜高山帯までの植生が垂直に分布するという特異な自然環境を誇る世界自然遺産の島・屋久島で13年、ガイドをしています。
先週金曜日の夕方に島内を車で走っていところ道路脇に数匹のヤクザルがいるのを見つけましたが、そのうち1匹だけが白かったといいます。
笹原さん「車でうろうろ走っていたらいきなり目に入ってきた。慌ててバックして少しだけ撮影できた。(サルは)じっとこちらを見ていた。威嚇するような感じ」  


通常のヤクザルと異なるその姿 どうして?

ニホンザルの亜種で屋久島で独自に進化したといわれるヤクザル。

ニホンザルに比べて小さく、毛の色は黒っぽく長いのが特徴ですが、今回の映像のサルは体全体が白っぽい毛で覆われています。
山岳ガイドを13年している笹原さんも白いヤクザルを見たのは初めてで、屋久島でも話は聞いたことがないといいます。

その正体は?
ヤクザル7頭を飼育している平川動物公園の桜井普子飼育展示課長によりますと、「突然変異で体毛が白くなった『白変種』の可能性がある」ということです。
ニホンザルの白変種は、山形県米沢市にわずかに生息しているものの、ヤクザルでは聞いたことがないといいます。

また、白いサルは見つかりやすく生存上、不利ではあるものの、天敵がいない屋久島では生存しやすいのではないかということです。
この白いヤクザルは、しばらくすると藪に入り姿が見えなくなったといいます。

山岳ガイド「再びいつか…」

笹原さんは白いサルをおどろかしたくないと、目撃した場所は非公開としていますが、その白い姿をいつか再び見てみたいと願っています。
笹原さん「山神様だったのかなと後で感じた。遭遇したらまた撮影したい」