会社に縛られない「フリーランス」 本当に自由? 「これからの働き方」を考える

TBS NEWS DIG Powered by JNN
2022年11月24日 (木) 14:42

「これからの働き方」について、ひとりひとりの働く人の目線で考えます。

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今、会社に縛られない働き方「フリーランス」を選ぶ人が増えています。“自由で柔軟な働き方ができる”イメージがありますが、実際のところどうなのでしょうか?フリーランスで働く人に密着しました。

■“5社掛け持ち”の“在宅ワーク”で“子育て”も“サーフィン”も両立

日本でも有数のサーフスポット、神奈川県・湘南。サーフィンを終えた男性がやってきました。内海京寛さん(30)。趣味のサーフィンを毎日楽しんでいるといいます。というのも…

内海さん
「“フリーランス”やりながら、自分自身のやりたいことをやっている」

会社に縛られない働き方“フリーランス”。内海さんは現在、5社の仕事を掛け持ちしていて、ほとんどが自宅でのリモートワークです。毎日、保育園への子どもの送り迎えも行いながら、合間でサーフィンも楽しむなど自由な働き方をしています。

内海さん
「今の働き方は純粋に気に入っています。家庭と育児と自分の仕事とサーフィンが全部折り合いつく形でできているので」

新卒で大企業に入社後、転職を経て、4年後にフリーランスに転向した内海さん。私生活の充実だけでなく、仕事面でも、会社員時代より成果が上がっているといいます。

内海さん
「働く時間が短くなって、いわゆる収益は数倍になっているので、そういった意味ではかなり生産性は上がっていると思います」

■若い世代の間で高まる転職への意欲

ひとつの会社の中での「異動」や「昇進」などでキャリアを築く人が多かった日本社会。ただ、最近では企業や組織に依存せず、自らの強みを生かしてキャリアを築いていく人たちも増えています。

岸田総理も今年9月、こう強調しています。

「まずは労働市場の改革。“ジョブ型”の“職務給”中心の日本に合ったシステムに見直す」

働き手の意識も変化しています。

入社直後、転職サイトに登録する新社会人の数は、約10年で28倍に。終身雇用を前提としない価値観は、若い世代ほど強くなっています。

Q:終身雇用か転職か?

20代女性
「やっぱり転職をする方かなと思います。転職しない限り昇給とかあまり変動しなくて、高い給与をいただきたいということであれば、選択肢として転職になっちゃうのかなとは思います」

27歳男性
「いろいろな会社に行ったほうが、いろいろな知識とか技術とか得られるのかなというのはあります。転職して給料面が上がった人をみると『いいなあ』と思ったりはします」

本人に代わって会社の退職手続きを行う「退職代行」サービスを手がける新野俊幸さんも、10年前とは働き方の価値観が変わったと感じています。

退職代行「EXIT」新野俊幸社長
「2012年とかは、石の上にも3年というか“3年働くのが当たり前”って価値観はあったんですよね。キャリアに傷がつくっていう。今はそんなことなくて、極端な話1か月で辞めても、その人次第で転職でどこにでも行けるんですよ」

■「あなたにどんな能力がありますか?」転職が突きつける厳しい現実

こうした働き方の変化に、中高年は…

60代男性
「他のことに挑戦する、冒険するだけの自信もエネルギー・パッションもないので、どっちがいい悪いってことはないと思いますけど」

60代男性
「やっぱり、どこかに長く勤めたほうが楽だよね。転職するとゆっくりできないでしょ。いつもせわしい感じになる」

フリーランスで働く内海さんは、自由な働き方には厳しさが伴うと話します。

フリーランス内海京寛さん(30)
「やっぱり誰にでもできるわけじゃないなっていうのはすごく思っていて、自由を勝ち取れるために『あなたのスキル・パフォーマンス能力は何がありますか?』っていう風になる。そのリスクをあらかじめ分かったうえで、フリーランス・副業をやろうとしているかというところは認識しておかないと、思ったより大変だったってみんな言うと思います。僕も、もしかしたら仕事がなくなるかもしれないし」