ロシアの加盟各国に対する求心力低下か CSTO首脳会議

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2022年11月25日 (金) 07:09
ロシアの加盟各国に対する求心力低下か CSTO首脳会議

ロシアが主導する旧ソ連圏の軍事同盟CSTO=集団安全保障条約機構の首脳会議が23日、開かれました。しかし、ウクライナ侵攻の影響もあり、ロシアの加盟各国に対する求心力の低下が伺えます。

報道によりますと、ロシアのプーチン大統領も参加したこの会議では、ロシアによるウクライナ侵攻も取り上げられたということです。

かつてロシアのウクライナ侵攻を批判したカザフスタンのトカエフ大統領は、ロシアとウクライナの和平交渉を含め、「和平を模索する時がきている」と訴えました。また、ロシアと共闘するベラルーシのルカシェンコ大統領は戦いをやめるべきはウクライナ側だ、との持論を変えませんでしたが、「和平交渉は避けられない」との認識も改めて示しました。

侵攻を継続するプーチン大統領の意向とは違う意見が加盟各国から表明された形です。

一方、この会議ではアルメニアのパシニャン首相がアゼルバイジャンとの軍事衝突でロシアが主導するCSTOは支援をしなかったと強い不満を表明し、今回の会議の共同宣言への署名を拒否しました。

会場となったアルメニアの街なかでは、プーチン大統領に批判的な人々の抗議が公然と行われるなど、かつてロシアが主導してきたCSTOは、加盟国がその重要性に言及するものの足並みの乱れは隠せず、ロシアの求心力やプーチン大統領の指導力の低下を露呈する形となっています。