
今回のワールドカップ・カタール大会には、初めてのことがたくさんあります。初の中東開催。初の11月開催。初の女性審判。そして、日本に劇的勝利をもたらした初めてのルール変更がありました。さらには、強豪アルゼンチンがまさかの敗戦を喫した背景にも、初めて導入された新技術があったのです。
■初めてづくしのW杯
今回のワールドカップ、実は初めてのことがたくさんあるんです。
そもそも、中東で開催されるのが初めて。また、いつもは6月ごろの開催でしたが、暑さ対策のため、今回は初めて11月に開催されました。そして、ワールドカップで初めて女性審判が選ばれました。
その6人の中には、日本の山下良美(やました・よしみ)さんもいます。選手の交代人数も3人から5人に変わりました。このルール変更を生かしたのが、日本です。
■日本の思い切った戦略変更
ドイツ戦の前半終了後、1人目の選手を交代した日本。今まででしたら、あと2人しか選手を交代できませんでしたが、交代枠が5人に増えたため、日本はさらに4人変えることができたのです。
日本は、後半12分以降、攻撃的な選手を4人投入。彼らが積極的に攻撃を仕掛け、得点シーンが生まれたのです。後半30分、三笘がドリブルで上がり、南野へパス。シュートして弾かれたところを堂安が押し込み同点に。そして後半38分、浅野が一人で切り込み逆転。なんと、交代で出てきた攻撃的選手4人全員が、得点に絡んだのです。もし交代枠が3人だったら、こうはいかなかったかもしれません。
■W杯初のAIによる映像判定技術
そしてこちらも初の試みです。オフサイドに関して、AIによる映像判定が採用されたのです。オフサイドとは、攻撃側の選手がゴール前で待ち伏せすることを防ぐために作られたルールです。守備側チームのフィールド内で、攻撃の選手がパスを出した瞬間、パスを受ける選手の前に相手の選手が2人以上いないとファウルになるのです。
肉眼では、判定が非常に難しいため今回、AIを使った最新技術が導入されたのです。この技術が効果を発揮したのが、アルゼンチンとサウジアラビアの試合です。相手守備陣の裏に抜け出したアルゼンチンのマルティネスがゴールを決めたかと思いきや…、ノーゴールの判定。
最新技術は、パスを受けるマルティネスが、守備側の選手より腕の部分が出ている事をはっきり捉えていました。この試合では、アルゼンチンの3つのゴールがオフサイドで無効になっています。
なぜ、ここまで分かるようになったのでしょうか? なんと、12台の専用カメラが選手とボールの位置を追跡。さらに、ボールの内部にはセンサーが搭載されているのです。オフサイドがあるとAIが数秒で判定し、審判団に伝えられるのです。
■日本も起こしたジャイアントキリング
今回、話題になっているのが、強大な相手を格下のチームが倒す「ジャイアントキリング」です。日本は優勝回数4回のドイツに勝利。サウジアラビアも優勝回数2回のアルゼンチンを倒しました。そして11月27日、日本が対戦するコスタリカはワールドカップ史上に残るジャイアントキリングを起こしています。2014年のワールドカップでは優勝2回のウルグアイ、そして優勝4回のイタリアを次々撃破、世界を驚かせました。
グループリーグ突破に向けて重要な11月27日のコスタリカ戦。森保ジャパンは、どんな試合を見せてくれるでしょうか?
(「サンデーモーニング」2022年11月27日放送より)
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