
21年9月に引退した元横綱・白鵬の宮城野親方(37)が28日に両国国技館で「白鵬引退宮城野襲名披露大相撲」を開催し、20年の力士人生に幕を閉じた。最後の大銀杏は2018年に亡くなった父・ジジド・ムンフバトさんの写真が見守る前で結い、床山に「今日、まげ切るんだよね?」とつぶやき、力士の象徴であるまげに別れを告げた。
【写真を見る】元横綱・白鵬、20年の力士人生に別れ「今日、まげ切るんだよね?」断髪式前、亡き父の写真の前で心境語る
この日は午前8時頃、最後の大銀杏を結いに床山の床幸(とこゆき)さんのもとへ。昨日は全然寝れなかったという宮城野親方は、断髪式を前に支度部屋で心境を語り「45回目の優勝のときも担当した床幸さんが、最後の大銀杏もやってくれています。泣いても笑っても最後の大銀杏」と名残惜しい気持ちを吐露。
親方「今日、まげ切るんだよね?」
床幸さん「そうですね」
親方「本当ですか(笑)」
床幸さん「はい、たぶん。あってます(笑)」
親方「間違いないですか。そうか。でもみんなが通っていく道ですもんね」
完成間際には父親の写真を目の前に移動させると記者から「お父さんにハサミいれてもらえないのはちょっと残念ですね」と声をかけられ、「約束は果たしたよ。男と男の約束。東京オリンピックまで現役続けるって」と写真の父を見つめながら語った。
現役時代は史上最多の45回の優勝や幕内通算1093勝など数々の記録を樹立。最後の大銀杏が完成すると「よし!」と気を引き締めて立ち上がり思いの詰まった土俵へ。この日は母・タミルさんの75歳の誕生日でもあった。
横綱白鵬として最後の取組は長男・眞羽人君との一番。現在、バスケットボール部に所属する中学2年生の眞羽人君の突き押しを何度も受け止めたが土俵際に追い詰められると最後は押し出されて敗れた。
取組のあと行われた土俵入りでは、太刀持ちを大関・貴景勝、露払いを豊昇龍が務め、会場から「白鵬、日本一!」と歓声が飛び交う中、現役時代と変わらぬ迫力ある不知火型の土俵入りを披露。
断髪式では政財界やスポーツ界などから約280人の著名人がはさみを入れ、最後の止めばさみを師匠だった間垣親方(元幕内・竹葉山)が行った。切り終えたあと左手で涙を拭うと会場の声援に応え、家族から花束を受け取った。
土俵上でのあいさつでは「20年の現役力士生活を振り返るととても感慨深い。本日も超満員の国技館のど真ん中に立ち、たくさんの人たちに応援していただき、支えていただいたことを改めて実感しました」と土俵人生を振り返り、「横綱を務めた14年間、皆様に夢、希望、勇気を少しでも与えられたのならば私は本当に幸せ者です。今後は親方として、相撲道の発展のため1日も早く横綱、大関を育てファンの皆様に恩返しできるよう精進し、努力し、頑張るつもりです」と強く決意した。最後は土俵に額をつけて力士生活に別れを告げ、ファンの声援の中、花道を去った。
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