2022 年 12 月 1 日、全国の家庭や企業に対する政府の節電要請がスタートした。
電力不足の根本にある構造的な課題が、いまだ解決されていないことが大きい。ほかにも、不安定な状況が続いている世界情勢の影響もある。
しかし、節電が求められる可能性は今回に限ったものではない。そこで今回は、未来を見据えた「節電につながる住まいづくり」について考えていく。
■節電意識の高まり
まずはこの1、2 年の間に、どれほど節電に対する人々の意識が高まっているのか。
この冬と同様に、節電要請が発令された 2022 年夏を前に、ダイキン工業が「エアコンの電力消費と節電に関する意識調査」(2022 年 6 月実施)を実施。
「電力需給のひっ迫や電気代の上昇を踏まえ、この夏、昨年よりも省エネ・節電に積極的に取り組みたいと思いますか?」という問いに対して、「取り組みたい」との回答が約9割に達した。
この調査結果からも、「省エネ・節電への意識の高まり」が明らかになっている。

■高気密・高断熱の家を選択することが節電へ
節電に繋がる住まいづくりのポイントは「高気密・高断熱」にある。高気密とは、壁や天井、床、窓枠などのあいだにすき間がほとんどない状態のことだ。
通常、どんなに腕のいい大工さんが建てた家でも、目に見えないようなちょっとしたすき間が生じる。
そのため、暖房や冷房等で暖めたり、冷やしたりした空気が隙間から逃げてしまう。結果として、家のなかにいても、冬は寒く夏は暑く感じることがあるのだ。
高気密の家は、徹底的にすき間を塞いでつくられる。そして高断熱とは、断熱性能が高い家のことだ。断熱とは、文字のとおり熱の伝わりを断つこと。
外壁と内壁の間に断熱材を入れ、より断熱性の高い窓を採用し、断熱性能を高めている。
しっかり断熱された住宅であれば、外気の影響を受けづらい。よって、暖房や冷房をそこまで使用しなくても、冬場・夏場の部屋を快適な温度に保つことができるのだ。
しかし、断熱だけがしっかりしていても、隙間があれば意味がなく、その逆もまた然りだ。
よって、気密と断熱はセットで考えよう。高気密・高断熱な家であれば、冷暖房で快適な温度にした室内の空気が逃げにくい。
結果として、外の寒さや暑さの影響を受けにくいため、エネルギー効率が高い。快適な状態を維持しつつ、節電・省エネにつながるのだ。
■アエラホームの徹底したこだわり
断熱処理や気密処理に徹底的にこだわった家づくりをしている住宅メーカーの一つに、アエラホームがある。

屋根・壁の外側と内側はもちろん、断熱材を繋ぎ合わせるテープやビスまで、専用のものを使用。
360 度隙間なく断熱加工が施されているため、外気をシャットアウトし、室内の快適な温度も逃さない。
また、建物の隙間という隙間を、気密テープと発砲ウレタンで徹底的にふさぐことで、高い断熱性、気密性を実現している。
「いいとこ取り」が、アエラホームの特徴ともいえる。
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