【花粉症対策】今年の花粉は過去10年で“最強”!環境省が紹介した99%カットの「インナーマスク」とは?

TBS NEWS DIG Powered by JNN
2023年2月8日 (水) 22:27

ついに花粉の季節がやってきてしまいました…。スギ花粉が関東・北陸・中国地方などで、過去10年間で最も多くなるのではないかと予想されています。

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そんな中、環境省が紹介しているのが「インナーマスク」。花粉を99%カットしてくれるうえに、作り方は簡単!詳しくご紹介します。

花粉飛散量「非常に多い」の都県が続々と

山内あゆキャスター:
今年はどうも量が多いようなんです。関東では、埼玉は「多い」。それ以外、群馬・栃木・茨城・千葉・東京・神奈川は「非常に多い」という予想となっています。

関東甲信地方で見ても、花粉の飛散量は、2022年の2.1倍
花粉の飛び始めは2月中旬ということです。

ホラン千秋キャスター:
すでに1月の頭ぐらいからつらいです…。

山内キャスター:
花粉症の症状について「コップ理論」って聞いたことありませんか?

それぞれの人が、花粉の許容量のコップを持っていて、それを超える量の花粉が入ってくると、花粉症を発症してしまうというもの。
1回発症してしまうと、その後ずっと花粉症といわれていました。

しかし、数年前に花粉症だなと思って発症したけれども、その後あまり発症しないという人もいます。これって理屈が合いませんよね。

KARADA内科クリニック五反田の佐藤昭裕院長に聞きますと、「実は、コップ理論は間違っています」とのことです。

花粉症になる人、ならない人の違いとは?

山内キャスター:
花粉症とは、花粉が体内に入ってくると、これは悪いものだと感じて抗体を作ります。この抗体を作った後に、アレルギー反応を引き起こすような、いわゆるヒスタミンと呼ばれるような、症状が出る物質を放出することによって、くしゃみ・鼻水などの症状が出るんです。

ということはつまり…
花粉症の人は、毎年花粉を感じるたびに抗体を作ってしまう人。
時々症状が出る人というのは、時々しか抗体を作らない人。この差なんです。

どうしてこういう差が出る人がいるのかなどについては、まだはっきり分かっていないそうなんです。
ただし、血液検査で、抗体作りやすい人とそうでない人はわかるということでした。

井上キャスター:
私、時々あるんですけど、誰も診断してくれないので、病名がわからない怖さがある。検査をしてもあまり出ない。「数値が低いのであなたは多分、花粉症ではありません」って。でも時々鼻水が止まらなくなります。鼻炎でもありません。アレルギーはありません。

山内キャスター:風邪なのでは(笑)

井上キャスター:だとしたら、もうちょっと労わって…

ふだんのマスク ひと手間で花粉99%カット!?

山内キャスター:
花粉対策で欠かせないマスク。さらに効果を高めたいという人におすすめなのが、環境省が紹介する「インナーマスク」です。作り方は簡単!

準備するもの:
不織布マスク、ガーゼ(10cm×10cm)2枚、化粧用コットン

(1)コットンを丸めて、ガーゼでくるむ

(2)もう1枚のガーゼを四つ折りにし、不織布マスクの上に置く

(3) (1)のコットンを丸めたガーゼを、鼻の下にくるようにセットし、(2)のマスクをつければ完成。

これだけで花粉を99%カットしてくれるそう。

もうひとつ、画期的なグッズをご紹介。

「花粉ブロッカー3」(4980円)。顔を覆う花粉を防ぐ装置。つけ心地はどうですか?

上村彩子キャスター:
10分くらいつけているが、正面の透明部分が、全く曇らない。実は、モーターでファンを回して排気しているので、しゃべっていても曇らないですし、新鮮な空気が入ってくる。音はすごく静かです。200グラムぐらいで、重さはほとんど感じない。首元の締め付けを、ひもで調整することもできるので、締めれば花粉の入り込みをさらに防御できる。

ただ、おでこに布が接しているので、前髪だけちょっと潰れちゃうかな。

ホランキャスター:洗濯物を干したり、取り込んだりするときは、前髪なんかどうだっていいですもんね。

井上キャスター:死活問題の方は、これくらいやってもちょうどいいでしょう!

山内キャスター:小さいクリーンルームを自分だけで作れますね。

花粉から逃げろ!“避粉地”ツアーが人気

山内キャスター:
一方、花粉そのものから逃げようということで、“避粉地”ツアーというものも人気です。

北海道・釧路市。北海道には、スギが自生していない。特に釧路市には、ヒノキもないということで、雪も少なく晴れの日が多い春には、おすすめの“避粉地”です。

“避粉地”釧路市の市役所に聞いたところ、「花粉症の人は周りにはいません。花粉症といえば、“白樺花粉症”です」と話していました。
実際に釧路に行った方からは、「釧路ではマスクをしないで1日過ごせました」「一時的に症状が落ち着きました」という声がありました。

他にも、群馬・草津町は、標高が1200mと高いため、スギ・ヒノキが育ちにくいです。

沖縄・宮古市にもスギ・ヒノキがありません。3月は気候が穏やか、4月になれば海にも入れます。

あなたの花粉症が完治するかも!?「舌下免疫療法」

そして花粉症の人が気になっている治療法「舌下免疫療法」です。
アレルギー原因物質を体内に少しずつ入れて、アレルギー反応を弱めていく治療法。実は、私も去年から始めました。

治療は、6月ごろからスタートして、薬を1日1回。これを3年間継続する。治療を始めて、約5年は効果が期待できるそう。
薬代は、月2000~3000円程度。
しかし、その後、2割の人は完治して、8割の人はまた復活してしまうそうです。

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