
76年前の2月末、台湾で大勢の市民が弾圧された「二二八事件」の追悼式典に複数の人物が乱入し、一時騒然となりました。式典では弾圧を主導した国民政府の主席・蒋介石氏のひ孫にあたる台北市長が演説中でした。
「土下座して謝れ!」
声をあげながら、演説中の台北市長に向かってくる乱入者。
台北市内の公園で28日、76年前に起きた「二二八事件」の追悼式典で蒋万安市長が演説中に複数の人物が乱入しました。
乱入者らはその場で取り押さえられましたが、蒋市長は演説を一時中断。式典は騒然となりました。
「二二八事件」は1947年、政府に抗議する市民らに対し軍が動員され、1万8000人から2万8000人が犠牲になったもので、蒋市長は、当時弾圧を主導した国民政府の主席・蒋介石氏のひ孫にあたります。
蒋市長は記者らに蒋介石氏のひ孫として謝罪するか問われ、「台北市長として76年前に起きたことを謝りたい」とコメントするにとどめています。
- 80歳のバイデン大統領、砂袋につまずき転倒…助け起こされる 大統領選へ不安視の声も
- ロシア西部の州知事“ウクライナ軍による砲撃で8人負傷”と発表 ウクライナ側で戦うロシア人部隊が関与を表明
- 北朝鮮のミサイル発射 IMOで初の非難決議
- アメリカ・債務上限引き上げ法案、議会上院でも可決 債務不履行は避けられる見通しに
- 金正恩総書記にまた健康不安説…“体重140キロ台半ば”AI分析結果も 写真にはタバコを持つ左手首に「黒い点」
- 米メタ 40%薄型化したVR端末発表 ことし秋発売
- 北朝鮮“再び「衛星」を打ち上げる” 中朝国境では…兵士がたき火
- モルドバで「ヨーロッパ政治共同体」会合 ゼレンスキー大統領も参加
- ゴーン被告逃亡手助け疑いの3人が逆転無罪に
- 中国・習近平氏の“批判スローガン”掲げた橋から橋名プレート撤去 天安門事件34年を前に指導部批判を警戒か