
韓国軍の合同参謀本部は、北朝鮮がきょう午前7時10分ごろ、首都・平壌近郊の順安付近から日本海に向け、1発の長距離弾道ミサイルを発射したと発表しました。
ミサイルは高い角度で発射され、およそ1000キロ飛行した後、日本海に落下したということです。
韓国軍関係者は、今回発射されたミサイルがICBM=大陸間弾道ミサイルの「火星17型」に似ているものの「一部違いがある」ため、さらに分析を進めているとしています。
また、ミサイルが固体燃料型のICBMなのかについては、「断言はできない」としつつ「可能性は低いだろう」との見方を示しました。
韓国軍とアメリカ軍は13日から11日間の日程で、北朝鮮の核ミサイルの脅威などを反映したシナリオに基づき大規模な米韓合同演習を行っていて、北朝鮮はこの演習が始まる前から強く反発。演習開始の翌日の14日にも2発の短距離弾道ミサイルを日本海に発射しています。
韓国政府は今回の発射をうけ、緊急のNSC=国家安全保障会議を開催し、大統領も日本へ出発する前に出席しました。
尹大統領は、米韓合同演習を「徹底的に遂行」するよう指示したほか、「北朝鮮の無謀な挑発は明らかな代価を払う」として日米韓3か国の安保協力を強化するよう要請しました。
また、韓国政府関係者は尹大統領が訪日する日に北朝鮮がミサイルを発射した点に注目。「尹政権が日本との協力を強化しようとする努力に力を貸すことになり、北朝鮮にとってはブーメランのようになるだろう」と話しています。
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