プーチン大統領がマリウポリ訪問 侵攻後初めて制圧地域入り ロシア側支配を誇示

TBS NEWS DIG Powered by JNN
2023年3月19日 (日) 15:36

ロシアのプーチン大統領は、一方的に併合したウクライナ東部ドネツク州のマリウポリを訪問しました。侵攻以降、制圧した地域への訪問が明らかになるのは初めてです。

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ペスコフ大統領報道官によりますと、訪問は18日の夕方から19日にかけて行われました。

プーチン氏はヘリコプターで到着した後、自ら車を運転して市内をまわり、新たな住宅エリアや中心部の劇場などを視察しました。

マリウポリはアゾフ海に面する港湾都市で、激戦の末、ロシア側が占領を続けています。

侵攻以降、ロシアが制圧した地域にプーチン氏が入ったことが明らかになるのは初めてで、ロシア側の支配をアピールする狙いがあるとみられます。

これを受け、ウクライナのポドリャク大統領府長官顧問はツイッターに「マリウポリの数千の家族を殺した犯人が来た」などと投稿。「犯罪者は必ず犯罪現場に戻ってくる」と非難しています。

また、ロシア大統領府は19日、プーチン氏がロシア南部にある軍事作戦の現地司令部を視察したと発表。統括司令官のゲラシモフ参謀総長らと会議を行い、作戦の進捗状況などについて報告を受けたとしています。

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