
きょうの東京株式市場で日経平均株価は取引開始直後から買い注文が先行し、20日の終値に比べて一時500円以上値上がりしました。
今月に入り相次いだアメリカの銀行の破綻やスイスの金融大手「クレディ・スイス」に対する経営不安など世界の金融システムに対する警戒感から、日経平均株価はこのところ下落が続き、20日は400円近い値下がりで取引を終えていました。
しかし、21日にイエレン財務長官が、金融不安が連鎖する場合の預金の全額保護を行う可能性について言及したことで、アメリカの金融当局が金融不安の拡大防止に引き続き取り組むとの期待が市場の安心感につながりました。
きょうの東京市場でも、金融不安を背景に売られていた銀行や保険などの銘柄が買い戻されたほか、円相場で円安・ドル高が進行していることも追い風となって、日経平均株価の上げ幅は一時500円を超えました。
アメリカでは21日から金融政策を決める会合=FOMCが行われていて、日本時間のあす未明に結果が発表されます。
これまでの急速な金利の引き上げが銀行の破綻につながったとの指摘もあるなか、中央銀行にあたるFRBが引き続きインフレ抑制のために利上げを続けるのか、金融システム不安の緩和に注力するのか、市場が注目しています。
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