【祝!前田吟さん(79)熟年結婚】電撃プロポーズまでの驚きエピソード披露「青春みたいな恋をしました」

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2023年3月23日 (木) 10:06
【祝!前田吟さん(79)熟年結婚】電撃プロポーズまでの驚きエピソード披露「青春みたいな恋をしました」

去年6月、交際わずか3か月で電撃結婚した俳優・前田吟さん(79)と、歌手・幸子さん(75)。熟年ながらも現在、ラブラブな新婚生活を満喫中。結婚するまでの驚きのエピソードをたっぷり聞かせていただきました。

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まずは、ベテラン俳優とベテラン歌手がいかにして出会ったのか、気になる“馴れ初め”を伺いました。

◆前田さん◆
「20年ぶりぐらいかな、やっぱり家でぶらぶらしていてもしょうがないというので、1人で寂しいからカラオケでも歌いに行こうかなって思って荻窪あたりにあったな、いいスナックがあったなと思って」

2人が初めて出会ったのは去年1月10日。場所は“東京の荻窪”。吟さんが、ふらーっと立ち寄ったスナックで幸子さんと出会いました。お店の名前は「絆(きずな)」。
ここから2人の”絆”の物語が始まったのです。



◆前田さん◆
「入っていったら彼女が歌っていた。何となく静かにすみっこに座って…僕の好きなタイプだね。久しぶりにさ、高校生になった気持ちだよね」

吟さんは幸子さんに一目惚れ。まさに「恋」に落ちた瞬間でした。しかし…

◆前田さん◆
「ずっと話したいなと思って、時間は過ぎるしさ、ほとんど話をしないまま」

◆幸子さん◆
「本当に一言しか話してないので、全然私のことなんて気にしてないなって…」

ほとんど話をすることができなかった2人。時間が過ぎ、吟さんが帰ろうとした、その時…幸子さんが自分のCD「惜別」を手渡したのです。

◆前田さん◆
「(もらったCDは)ほっておいたの。ふっと思い出して聞き出したの。はまっちゃってね…やっぱりドキッとしましたよね。ああ、俺を呼んでいるんじゃないかって…」



幸子さんの歌声を聴いて、ますます好きになってしまった吟さん。2人が出会ったスナックの友人から連絡先を聞き出し、電話をかけたのです。しかし、吟さんは初めての電話にも関わらず…

◆前田さん◆
「結婚を前提にね、電話付き合いしましょう!って。しょっちゅう来られない、(幸子さんの家は)いわきだから。」

突然の電話に、突然の告白!驚き満載の出来事に、幸子さんは…

◆幸子さん◆
「びっくりです。次の言葉が出るまでちょっと間がありましたね。初めてのお電話ですしね、ちょっと時間をかけて、例えば1年とかね、そういうお付き合いはいかがですか?って言ったんですね。」

初めての電話で、幸子さんに「プロポーズ」した吟さん。この電話をきっかけに2人の心の距離は徐々に縮まっていったのです。



◆幸子さん◆
「何度か話しているうちに、ちょっと信用してもいいんじゃないかなって。任せてもいいんじゃないかなって思いましたね」

ついに2人は「初デートの日」を迎えます。吟さんが、初デートの待ち合わせ場所に選んだのは大勢の人でごった返す、東京・渋谷のハチ公前。
期待に胸を膨らませる幸子さん。何と言っても、吟さんは芸歴60年の「超有名芸能人」。
果たして、どんなデートプランが用意されているのか?
向かった先は、なんと…!!



◆前田さん◆
「電車に乗るよって、ハチ公口をこうやってさして。指さして」

吟さんが用意していたのは“山手線の車内で話をする”というものでした。

◆前田さん◆
「ハチ公前から乗ったら、すぐがホームだったからね。ぐるぐる同じところを、同じところに戻ってくるんだから、最高よ」

◆幸子さん◆
「はい、わかりましたって。もうついていくしかないじゃない。山手線乗るよって。はい、そうしますって感じでしたね。途中で素敵なお店があるのかなと…」

なぜ初デートが山手線だったのでしょうか?これには“ある考え”がありました。
超有名芸能人の吟さん。周囲に気がつかれないように、そして、何よりも幸子さんに迷惑をかけないようにするため、あえて「電車の車内」という場所を選んだのです。



電車に揺られること、およそ1時間。山手線 一周の初デートは会話も弾み、2人の距離は、さらに縮まったのです。
見事、初デートを成功させた吟さんは、次なる作戦を考えていました。
それは「デュエット作戦」。

◆前田さん◆
「デュエットの話が来ていて、相手を探しているんだけど、さっちゃんの歌をずっと聴いていてね、あなたが一番いいと思ったけど…」

当時、福島県で暮らしていた幸子さんと頻繁に会うため、吟さんは「デュエットソングを出そうよ」と誘い、2回目のデートの約束を取り付けようとしたのです。

◆前田さん◆
「東京でも会えるじゃない、歌のレッスンとか(があれば)こういう歌ができたから東京に出てこないといけないからね」



しかし、幸子さんには一抹の不安がありました。

◆幸子さん◆
「悩んでいたから、私。長女の方がね、最初はね、からかわれているんだよって、やっぱり私と同じことを言っていて、ずっと何度かそうやって相談しているうちにお母さんの気持ち次第だって。娘に後押しされましたね。うん!と思いました。賭けてみようかなみたいな」

幸子さんは迷いながらも、吟さんと交際を続けました。そんな中、2人の関係を決定づける出来事が。
それは、幸子さんが吟さんとフカヒレラーメンを食べに行った、帰りの車中でのこと…

◆幸子さん◆
「フカヒレなんて、なかなか食べることがないのでしっかり、私、食べたんですよ。食べてからなんかね、ムカムカ、ムカムカしていたんですよ。」

食事の後、体調を崩してしまった幸子さん。
その時、吟さんは…

◆幸子さん◆
「ハンカチを2枚出して、そこで思いっきり吐きなさい!とかね」

吟さんは「ハンカチ」を差し出し、幸子さんを介抱したのです。

◆幸子さん◆
「こんなにもしてくれるんだと、心強いなって思いましたね。ちょっと胸きゅんでしたね。」

吟さんが差し出した「ハンカチ」が幸子さんの迷いを拭い去ったのです。
そして、2人は去年6月3日に結婚。出会ってから、わずか半年でのゴールインとなりました。
プロポーズの言葉は…



◆前田さん◆
「『灰になるまで一緒にいようよ』って。」

◆幸子さん◆
「『残りの人生を一緒にいてくれないか?』ですね。びっくり、びっくりです。俺はもう寂しいんだよって。いつもこう、大きなことを電話で言っていることが多かったけれど、ある時に『寂しいんだよ』って。『もうダメかもしれない』って言ったことがあるのね。その時のその言葉が、あっ、これは演技じゃないし、本当に寂しいだろうなって、わかるわかるっていうのがそういう時も、場面もあったから。思い切って…。私もいろんな犠牲、彼も色んな犠牲を払いながらのこの年齢の再婚。頑張ってみようと思いました。

そして、吟さんは、幸子さんと約束したデュエットソング発売も実現させたのです。



◆前田さん◆
「日々一緒に、ふっと朝起きたらあぁいるんだっていうねそういうのが一番ありがたい。それも健康でね。」

◆幸子さん◆
「健康を気にしながら、心配しながら労わりあっていくのが私たちのいい方法かな。それからお仕事、お芝居どんどんやって頑張ってほしいと思っています。」

幸子さんと出会い、再び青春を掴んだ前田吟さん。今後の夢は、2人で全国の高齢者施設を訪れ、デュエットを披露し、みんなを元気づけることだそうです。


【担当:芸能情報ステーション】

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