
辞意を表明したイギリス・スコットランド自治政府のスタージョン首相の後任にイスラム系のハムザ・ユーサフ氏が就任する見込みとなりました。イギリスメディアによりますと、イスラム系の首相は初めてです。
SNP=スコットランド民族党は27日、辞意を表明した党首でスコットランド自治政府・首相のスタージョン氏の後任の党首にハムザ・ユーサフ氏(37)を選出しました。28日に予定されているスコットランド議会での投票やチャールズ国王による任命などを経て、自治政府の首相に就任する見込みです。
地元メディアによりますと、ユーサフ氏は1985年、スコットランドの最大都市グラスゴー生まれ。父親はパキスタン出身、母親も南アジアの家系の出身で、法務相や保健相などを歴任しました。
ユーサフ氏はスタージョン氏が掲げたイギリスからの独立を目指す路線を継続していて、記者会見では「市民主導で運動をスタートさせ、独立に向けギアをあげていく」と述べました。
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